従来のインプラントでは埋入後に欠損部を補綴するまでに3〜6カ月待たなければなりませんでしたが、サルゴンインプラントではその必要がなく、抜歯直後にインプラントを埋入し、同じアポイント中に新しい歯を装着することが可能です。
埋入したインプラントの先端を開脚することによって、埋入直後からインプラントと骨との間に強固な初期固定が得られるため、こうしたことが実現可能となったのです。
このため、治療を受けた当日から新しい歯で食事をすることができ、またその処置に際しては痛みは全くないと言ってもよく、さらに機械的なバリア機構によって、感染防止に対する配慮も充分になされています。
南カルフォルニア大学にサルゴンインプラント・システムを導入したランズマン学部長が「このインプラントは、従来のインプラントでは不可能だったことを可能にした。これは究極の歯牙交換システムと言えるかもしれない」と述べているように、サルゴンインプラントは将来の理想形の一つとして位置付けられるでしょう。