土曜稽古4/3(100,8)
最近は西村の得意の軽い業師的な剣道を控え、剛剣を旨とした稽古をしている。 ほとんど相手が木っ端微塵と砕け散る。 ある意図をもった稽古なのだ。 上手さを見せる稽古ではなくて、強さを見せる稽古なのだ。 これは剣道の基礎的な身体動作の確立の充実を目指しているのだ。 大分成果が上がってきた。 柔剛合わせ持つ剣道をめざしている。
最近、回り稽古の後、自由稽古に入る前に一度面を外してから、本当に西村と稽古をしたがる人を選んで稽古をしている。 それぞれの人が誰の先生ところへ並ぶかで、彼らが何を望んでいるかが見える。 西村を敬遠してる心に剣道にたいする気構えの不足が見える。 打ちあってくれる先生を望んでいる。 攻め合いの剣道の域に来ていないのだ。 打ちあえば、あわよくば当たる可能性がある方を選んでいる。 剣道は打たれた内容を吟味するところから進歩があるのだが。 ここに気づかず敬遠している。
青木君の剣道が成長著しい。 社会人になった自覚と生きる誇りが剣道に出ている。 西村が攻め甘く打って出ると、西村の胴を竹刀の先で制して我慢をしている。 「攻め負けていませんよ!」の意志表示なのだ。 これは立派。 この肚が出きると、この肚で相手を攻めて、緩めて相手を動かす工夫の段階だ。 剣道に対する意識・自覚で剣道は全く変わる良い例だ。
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