おさらいです
先ず竹刀を持った構えです。
今回は竹刀を持った所、操法について書きます。
竹刀を持つ前に竹刀無しでやってみましょう 新聞紙を丸めて竹刀変わりにしましょう。
1-両肩、両腕をたれっと落とします。 2-そうすると両脇がふさがっているのが分かります。 3-そのままで、胸を張って両肩を少し後ろに引きます。 4-両ヒジが軽く内側に入るように新聞紙を持ちます。 肩はたれっと落ちたままです。 5-要するに両腕は肩から垂れ下がった状態で持つのです。 しかし、竹刀の重さに負けて、新聞紙なら出来るのに竹刀だとつい肩とヒジに力が入っ てしまい脇が開きます。 6-柄の長さがあるので右肩はややその分前に出ますがほんの少しです。 7-このままだと新聞紙の方向は正面を向きません。 8-新聞紙の先から赤いレーザー光線が出ている事を意識して正面を向けます。 9-このとき左拳が10センチ程前に出ます。 10-左親指の付け根がへそ前へそ下10センチ位にします。 11-両腕が脇に沿い、腕が胴にペタリと沿っているはずです。
12-今度は新聞を横に置きます。 13-両手はフリーにして新聞を持った気持ちになります。 13-ゴルフのクラブを持つように左手一差指と右手小指を軽く(直ぐ離れる位に軽く9 からませます 14-その両手を手を引き上げないで、両手の長さを振り子のヒモとして前に真っすぐ、 40センチ位前に出します。 15-これを数回繰り返したら、40センチ位前に行ったところで、左肩を前に出して、左 拳を20センチ位右手小指から離れながら前に押し出します。 16-これが実感できたら、今度は両拳の最下点から左肩前出しの感覚で左拳を前に出し ます。 17-右手は置いていかれて左の拳のみが前に出ます。 18-次に新聞紙を持ってやってみましょう。 19-新聞の先は相手に真っすぐツキに行きます。 20-十分この感覚を掴んだら、竹刀でやってみます。 21-左右の手の力を抜き左右の手の平で竹刀を挟みます(握りません) 22-仮想相手に竹刀の先の延長線を左目につけます。 23-先ほどと同様に左肩始動の左手を前に出します。(右手はその時には離します) 24-竹刀の先は左拳が前に押したと同じだけ、竹刀の重心を支点に上に上がります 25-竹刀の重心に支点をつけて回転さすだけの弱い力で竹刀の先は上がります。 26-これが竹刀の押し上げです。 27-右手はこのとき支点の壊さない様に、邪魔をしない様に緩め手になります。 28-実際には体が前進し、左拳が前進しますからその移動分だけ(体の前進+左手の押 し出し)急激に竹刀の先は上に向いて移動します。 29-これが刀だと、刀の下に身を潜らせると刀は勝手に上に移動します。 30-竹刀は軽いのでそのスピードが速いのです。 31-この左肩、左拳のエネルギーは二足歩行の右足が前に出るときは左手が前に出る、 対角線の法則にのっとって出てきます。 32-この左肩が前に出ようとする力を、左拳の動きを抑えるのが(ねじれのエネルギー) の蓄えになり、これがタメになります。 33-相手が色を見せた瞬間、左手が矢を射るように前に飛び出します。 この瞬間間が『一瞬の我慢比』べです。 34-先ず左足は右足の半ばまで近くしておきます。 35-そして右足が床を静かに離れ前進し、少なくとも着地地点の半ばまでは左手は動か しません。 36-右足が床に着こうとする瞬間は、左足が引きつけられているはずです。 左足が前に出る事は左手が下に動こうとするはずです。 37-左足が前に出手くる力は先ほどと同様に右手の押し出しの力になります。 ここで、左は下への引き手(脇を締めると鳩尾へ入ってくる)、右押してで竹刀を押 し込む。 38-咽まで斬り落とすと完了です。
竹刀・刀の振り上げ、振り降ろし・・・の意識を変える。 竹刀の左手の押し上げ、右手の押し込み、左手の引き込み(脇閉め)と意識する。 武道は伸筋の活用です。 竹刀操作も同じです。 決して、上腕二頭筋・三角筋を使わないように。・・・しかしこれが難しい! 新聞紙を丸めお部屋で静かに優雅に検証して下さい。 最初はともかくゆっくり、太極拳の様にやって下さい。 段々コツが掴めてきます。
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