K剣友会へ出稽古2/6
今日は青木君の紹介でK剣友会へ出稽古に行った。 熱心な剣道家の情熱と篤志家で成り立つ少年指導に熱心な剣友会だ。 先ず、新参者の西村を温かく迎えて下さった先生方に感謝を致します。
最初に目についたのは少年の指導をされている先生だ。 見事な手の内で少年の打突の指導をされている。 よくあるのだが・・・下手の横好き・教え好き この様な先生に教わると道を誤る。 しかし、この先生の腰の据わり手の内は見事なもので、教わる少年の目に焼き付いて行くのだと思う。 目の前で見たものが手本なのだ。 少年時代、誰に剣道の手ほどきを受けるかは一生ものなのだ。
少し小柄な先生と稽古をした。 打ちも感性も鋭い。 ただ、腰の入りが甘い。 剣道的な強さは抜群だが腰の出が弱い。 どこか何かが不思議な感じだった。 六段くらいかな? 試合的感性の鋭さセンスで行けば七段を目指しているのかな? しかし、何かが物足りない! 相手もなかなか打たしてくれない。 西村も打たさない。 少々時間がオーバーしたが稽古を終えた。
後で聞いたのだが、三段との事だ! え!え!・・・それわない! 良く聞くと、高校時代国体選手、玉竜期17人抜きをしたそうな。 20年ぶりのリバイバル組と聞く。 仕事もスポーツのプロだと聞いた。 剣道はやはり高校時代に、如何に本物に鍛え上げられるかにかかっているようだ。 大人から始めた人はこの鍛練する時期の稽古がない。 この先生はその気になれば七段までスーッと行くだろう。 ただし、当てに行く稽古から、打ちに行く稽古、斬り込む稽古への基本打ちをこなす必要があるが。
ある剣友会で見事に腰の入った面を打つ人がいた。 やはり千葉の有名な剣道の強豪高校の出身だった。
西村が過去いつも・・・あれ!と思う人は、必ずインターハイ・国体出場者だった。 腰から奇麗に打って出る自然な動きは、この頃にマスターするのだろう!
全体としては若々しく個性的な剣道をする人達だった。 帰りがけに、五段で悩んでいる・・・先生の指導をと言われた。 おそらく剣道的な強さではないと思う。 自ら体を入れて(右足を滑り出し)、相手の色が出るまで左拳を動かさない我慢の練習なのだ。 ここの指導を適切に受ければ五段は簡単に受かると思う。 ここで難しいのは、西村と丁々発止と打ち合いを楽しむゲームはお預けになる。 教わった構え、手の内、入り身、打つべき機会を教わる・・・・。 五段を受けたくて教わると云う事は、西村とのゲームを諦め昇段の為の指導を受けることになる。 そのかわり直ぐに段は受かる。 御本人の希望はどうなのだろうか。
おおらかな楽しい剣道をする先生方だった。 ただし、咽を開けて面を打つのが惜しい。 手元の上がりが早く、手元が浮いて竹刀が面に飛び込んでくる。 誰しもが思う・・・早く当てたい…その気持は凄く判る。 高段者を目指す時、その早道は・・・打ち気を押さえる、肚に静める修業が剣道だと気がつくことなのだ。 全体には動きが良く、打つ機会も逃さない伸び伸びとした剣道をする。
さて、西村の反省点は・・・攻め込み自分から面を打たず、相手の竹刀の前に面を指し出し、打たせて胴ばかり取っていた。 要は竹刀ではなく、体の先の入り身で相手を浮かせてとる手法。 仕事が終わり、気分が一息ついて緊張感が体に取り戻せない状態での稽古であった。 次回の稽古には失礼にないよう心がけて稽古をしたい。
今度はあの手の内の立派な先生にお願いして、緊張感を楽しみたいと思っている。 区の剣道連盟の稽古会とは違った雰囲気を久々に味わった。 先生方に紹介をしてくださった先生に感謝を申し上げます。 機会が有りましたら、今度の稽古は六段を目指す勘所の稽古と話をしたいと思います。
他所様の稽古場で指導稽古をするのは、失礼かと思います。 その為、稽古前にその旨を申し出てください。 五段を受けたいので・・・ 六段を目指しています・・・ それが無い時は、楽しいゲーム的稽古でお相手いたします。 西村も楽しい稽古をさせて頂きます。 良い汗をかかせて頂きました。 これからも宜しくお願い申し上げます。
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