六七段の先生方へ
今日は佐藤博信先生とゆっくりお話しをする機会があった。 先生は診療台の上、チョト義歯のトラブルがあったので修理をしていた。 いつも剣道談義に花が咲く。 その中の一つ・・・・ 博信先生が言った。 「遠藤が範士になったせいか、雑誌に色々書いている。 あそこまで教えなくてもいいのに!」 その言外の意味は西村には判る。 その部分は自分で苦労をして気がつく部分だのに・・・・。 しかし、これは剣道の奥義を目指し霧の中にいる高段者諸氏には絶好のチャンスだ。 十分に読みこなし検討すれば良い結果となると思う。 基本的には西村が書いてきたことと同じなのだが、遠藤先生の話だと有難さが違うと思う。
今年の京都で遠藤先生の剣風を見て、西村の好みでないのいで雑誌の記事にも、気を留めなかった。 (警視庁の試合専一的な守の強い剣道だったから) しかし、佐藤先生がそのように言われたので読んでみた。 (一部分だけ西村と意見の違うところがあるが、振りかぶっての面打ちは警視庁流の基本打ちの足と手のことだ。) 何と!西村が長年書いてきたことと全く同じだった。 毎日の稽古は同じパターンの馴れ合いに終わる事が多い。 この際、遠藤先生の秘伝を細かく検討すれば、剣道がより一層楽しくなると思う。
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