最近、西村は一時間ウオーキングをしています。 実質はダイナミック・メディテーション(動的瞑想)です。 足は勝手に動いています。 この状態では色んな事が頭に浮かんで来ます。 そのほとんどはインプラント手術の切開線の入れ方、手術方法、使用する器具材料、 CTの審査結果との融合が頭を巡っています。 西村の歯科医療の仕事は工芸品を作るつもりですから仕事は匠の世界です。 いわゆる流した仕事はしないのです。 そのメディテーションの最中に1/10程剣道の事が頭に浮かびます。 最近浮かんだ内容を書いてみます。
剣道の初心者の時には最初に基本動作を教わります。 大きく振りかぶって面を打つと号令がかかり いち・・大きく振りかぶって にー・・一歩前に出て面を打つ さん・・元に戻る
この、いちの時に足腰はそのままで大きく竹刀を振りかぶる。 ここに大きな間違いが有ります。 足の動かない振りかぶりは竹刀を引き上げて行く事になる。 右足を半歩前に出ながら振りかぶり、足をつかないで次の半歩で振り下ろす。 半歩前に出る時に身体の動きに合わせて左手を押し出して竹刀を押し上げる。 次に左の足の押し出しを強くしながら、引き下ろす(面を打つ)。 この半歩半歩の一足の間に竹刀は振りかぶり(実は押し上げ)振り下ろしの一拍の打ちになるのです。 これは少年指導の初心者の次のレベルで是非教えて頂きたい。 通常はこれを飛ばし、かかり稽古で自然に一拍の打ちを身に付ける様です。 ですから、かかり稽古を子供の時に十分稽古をした人はこれが身に付く。 大人になってから始めた人はここを乗り越えることが出来ない。
さて、肩を上げて大きく振りかぶって面を打つ! スポーツ的に棍棒で強く面を打つには適切な方法です。 しかし、対人競技では『素早く』が大切です。 肩を上げて竹刀を振りかぶろう・・・・とする時に、相手に間合いを盗まれてしまいます。 手に持っているのは切れ味抜群の日本刀(想定)です。 相手の頭をごつんと叩くのではなく、額にとまったハエをぴしっと切る感覚で竹刀を動かします。 その為には大きく振りかぶっては出来ません。 ただし、修練を重ね腰に乗った素早い打ち、手の打ちが重要になってきます。
西村は今日、全くの初心者でゴルフのレッスンを受けました。 剣道で言うと、足の運び(前々、後ろ)、竹刀の持ち方を教わったところです。 クラブを振りかぶる時、腰より手が先に動いてしまいます。 振り下ろす時はやはり左肩が先に動き始めます。 上手くいった時は何も考えないで振った時でした。 剣道の全くの初心者の心境をゴルフを通して体験しています。
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