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- 原田源次語録その22 - 岩崎敬郎 [2008年10月29日(水)]
Re:原田源次語録その22 - 岡田 [2008年10月30日(木)]
Re[2]:原田源次語録その22 - 岩崎敬郎 [2008年10月30日(木)]
原田先生流の教え! - 西村雅興 [2008年10月30日(木)]



原田源次語録その22
岩崎敬郎
2008年10月29日(水)
しばらくご無沙汰を致しておりました。
皆さんお元気で稽古に励んでいらっしゃるようで何よりです。
原田先生は以前にもましてお元気でいつも
「いつしぬかなぁ。後何回稽古できるかなぁ」
とニコニコ笑いながら冗談をおっしゃいます。
全く心にもないことを言って稽古に励んでおられます。
最近は高校に毎日顔を出し、生徒に指導していますが
岩崎が聞いていても中々難しいことをおっしゃられるので
生徒は理解しているのかいな?と疑問に思うことも
しばしば。
そこで、我が家の次男坊に
「お前、爺さんの言っていることが理解できてるの?」
と聞いたら
「雰囲気だけはわかる。なんとなく毛穴から入ってくる。
 全部判れば八段だよ。親父」
といわれました。全くその通り。
でも雰囲気がわかればたいしたもの。
やはり、原田先生は教育者でした。

今回の原田源次語録は岩崎が古い手帳を整理していたら
書き留めていたことを書き込みます。
審査会終了直後に言われたことを書き留めていたものです。

「あのなぁ。お前何が一番大事だと思う?」
「間合いと機会ですか。」
「それもある。でも一番大事なのは勇気だ。」
「勇気は人一倍ありますよ。」
「あのなぁ。お前のは蛮勇だな。お前の勇気は本当のゆうきでは ないな。」
「はぁ」
「どんな相手にも打つ機会には打つ。たとえそれが一本になって もなららなくても。」
「はぁ」
「そのうちに打つ機会の取捨選択ができてくる。そして、自分の 得意とするところが見つけることができる。」
「はぁ」
「色がなければ色をつける。崩れなければくずす。
 先を取って攻めることが大事だな。」
「はぁ」
「初太刀を打ち切る。当たっても当たらなくても打ち切る。
 そうすれば心が落ち着く。そして、同じ攻めから、出頭を打  つ。これだな。」
「先生、でも、初太刀を失敗したら頭が真っ白になりますよ。」
「だから打ち切ることだな。必死の打ちは必ず答えを出してくれ る。」
「でも先生、失敗したら次がでなくなりますよ。」
「だから、どんな相手でも、たとえ、小学生相手にも打つ機会に
 打つ。そのうち見えてくる。」
「でも先生、打つ機会はどうすればつかめるようになるんです  か?」
「お前はいつも聞くばっかりだな。それが判るようになるために 数をかけて稽古をする。理屈を言わないで稽古をすること!」

 最後はやはり稽古で体得するしかないようです。



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