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- 祝 菅先生七段一発合格! - 西村雅興 [2008年12月2日(火)]



祝 菅先生七段一発合格!
西村雅興
2008年12月2日(火)
祝!!!!菅先生七段一発合格!

菅先生が福岡高校の大将で医大の選抜に出たときです。
勝ち抜き戦なので、福岡高校は強く大将まで回って来ませんでした。
ただ一度かと思いますが、大将戦になりました。
この時スラリと長身でスックと立った構えは未だに鮮明に記憶にあります。
岩手の高校生の中で他を寄せ付けない圧倒的な剣風でした。
35年ほど前の試合情景を未だに西村が覚えているのです。
医師を志し、そして開業と剣道のブランクは二十数年がありますが、リバイバル剣道家として精進されました。
原田先生が「菅がいい!」と車の中でぼそっとつぶやかれました。
「あいつは子供を指導をしている。
指導をしていると自分はおかしな剣道が出来ない。
だから、だんだん良くなって来た。」
そのすぐ後六段に受かりました。

西村の菅先生の七段の合格予感は、京都で医師として大先輩の範師八段との稽古を見た時、身体能力の高い捨てきった面を打っている姿でした。
西村は心の中で『すごいなあ!、インターハイ2回出場は伊達ではないなあ!』
の感じいった時でした。
ブランクからやっと腰が落ち着き、手と体が一致しして来たと感じたのです。
朝稽古で打つ瞬間までの左手の我慢が出来かけたので、七段も近いと思っていました。
その受験が今回とは思ってもいなかった!

これが秘訣ですがなかなか出来ないのです。
『気合を入れ続けながら間をつめてゆくことに集中、
「無」の心境ででた技(無心の技)で
打とうと意識した技ではありませんでした。』
菅先生の合格の秘訣を一回目で発揮した。

普段打ったことが無い技『小手返し面』これで審査員は全員◎だったと思います。
反射のレベルで『神妙剣・夢想剣』が出たのです。
頭が参加していない技は切れ味が抜群です!
菅先生は今まで西村がいつも書いていることを観念の世界と思っていたでしょうが、これで本当にあることに気がついたことでしょう。
このように『内なる神、内なる仏、真我』という、今まで感じたことのない自分に出会ったのです。
西村はこれを数多く体験するために原田先生と稽古をしているのです。
原田先生とは無意識レベルの稽古になりつつあります。
前回の全剣連合同稽古会での原田先生との稽古はまさにそれでした。
前回、範師九段との稽古もまさにこの心境でした。
西村の「捧身」に先生が感応され、西村が打ったこともない、小手面が勝手に打っていたのです。
この時頭は何も働いておりません。
相手が打てと命じたところに、竹刀の先が勝手に打っている心境です。
打つべきところに竹刀が吸い込まれるのです。

我々が何故原田先生に全く歯が立たないのか。
こちらの思いが全部読まれ、先生の手は無意識に打っているのです。
菅先生のこの心境とこの打が原田先生には常時起きているのです。

いずれは七段に受かると思っていましたが、今回『内なる自分』に出会ったことに最高の祝福を捧げます。
この体験をすると、医師として患者様と接する時、自分の内なる心に耳を澄ますせば、口から出る言葉が変わってきます。
この時医師と患者様との『会話』ではなく『マインド・トーク』となります。
『澄心得妙観」(澄んだ心があればすぐれた考えを得られる)』

剣道は有意識と無意識の握手の修行。
剣道は通常では出会わない『内なる自分との出会い』を発見し自分を知ることの効果的手段です。

次に会ったときは『相手の陰を動かす』方法を教えます。
今回は一番難しい『自分の陰を斬る』状況が相手との関係のときに出たのです。

西村の観念的と感じた文章をもう一度読み直すと、「なるほど〜〜!」と感じることでしょう。

今年の夏、範師八段の賀来先生に「打つ前に勝負はついている。」「内なる神が勝手に打つ」このレベルを歯科医の皆様に伝えるのが西村の役目といわれました。
剣道はこのように深淵な趣向があります。

以下:島亮さんHP記帳より転載

西村先生 島亮さんのHPに集まりの皆様
この上ない喜びを感じさせていただいたことに感謝申し上げます

西村先生
 今年 京都での指導稽古をいただき、
面の打ち方に開眼した気がします。
 審査内容は一人目の方:自分でも打ったことがない完璧な3本で
小手返し面、小手―面、返し胴、
二人目の方:30秒後打ち切った面(相手は避けるだけ)、
出小手(この1本のみ)、小手面に来た所、構えで動じず 
剣先が相手の喉に突き刺ささり仰け反られた。
審査では姿勢(背中が丸くなる)、仕太刀の心境、
気合を入れ続けながら間をつめてゆくことに集中、
「無」の心境ででた技(無心の技)で
打とうと意識した技ではありませんでした。
審査直後、私自身の評価は300%の表現ができたと思っておりました。
 昨日、2回目のお祝い会で当地の剣友がビデオ(家内撮影)を
見ながら私が打った瞬間「ウオー」と3回感嘆していただきました。
 
島亮さん
>嬉しさわかりますよ。正月すぎまでゆっくりと喜びを味わってください。
 今日は余韻を頚部痛として味わっています。次は・・・
 来年の京都で2回目の挑戦と思っておりましたが
 まだ信じられません

田伐さん
>私は袴も着けないままで電話に出てしまい大はしゃぎしてしまいました!
 失礼しました。
 田伐さんの六段合格されたい勢いが私をスーと押し上げていただいた心境です。

松館さん
 お祝いメール有難うございます
 稽古お願いします



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