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- 千代田火曜稽古12/9 - 西村雅興 [2008年12月10日(水)]
Re:千代田火曜稽古12/9 - 岡田 [2008年12月11日(木)]



千代田火曜稽古12/9
西村雅興
2008年12月10日(水)
千代田火曜稽古
今日の午後の仕事も満足し道場に向かう。
稽古の前の30分間、体育館のゴルフ練習場でクラブを振る。
レッッスンの受けたのは未だ3回きりだ。
ゴルフの競技には興味はないが、ボールを的確に打つ能力を向上させる、身体能力の向上する自分が好きなのだ。
45年間の剣道に比べれば、竹刀の持ち方を教わり前後左右の足の運びを教わり、素振りの何たるかを教わったところだと思う。
三回目のレッスンで、クラブのフルスイングをみて、先生が掴みましたねと言った。
数多くレッスンを受けた妻よりも数倍上手くなってしまった。
妻が言った「ように上達は先生次第よ。」
まさにその通りだ・・・剣道も同じだ。
ゴルフはお金をいただいて教えるから真剣そのものだ。
これが良い!
ゴルフ的身体動作も心の置き所も全く同じなのだ・・・しかし、実際は霧の中で進んでいる。
そこで、「先達はあらまほしきもの。」なのだ。
ダンスもそうだったが、踊れない動きが身に付き出来た快感が好きだ。
ゴルフも同じような快感がある。


さて、今日は小針さんとの稽古。
稽古前に七段の心がけと位について一言話しておいた。
彼はそれを念頭に置き立派な稽古をして、本物の七段に変身した。

今日は後で聞くと四段だと聞いたが、立派に六段の強さがあった。
その証拠に七段が時々、彼に凄い面を打たれていた。
身長は180数センチくらいあるにだろうか、ともかくもの凄い速さの面を打つ。
おそらく試合でもならして来たのだろう。
しかし、西村はこの手の剣士を扱うのが上手いのだ。
ピチピチした魚を捕まえる楽しさがある。
少し長く稽古をしたが、結局彼の竹刀は一本も入らず。
西村の全てが入った。
稽古の後感想を聞くと「、百発百中で打たれました、何ともなりませんでした。手も足も出ない状態でした。
気がつくと先生が目の前にいて、打たされ返されていました。
気がつくと左右胴を打たれただけでは無く面まで、左右胴面と打たれていました。」

小針さんに言った。
「七段になって元に立つと、あんな凄いのが懸かってくるよ!
それをサラリと捌けるようにならないとね!」
小針さんが言った。
「凄い!稽古でしたね!」
西村はチョット本気で一本も打たせずに全部打ち取ってしまった。
その後、小針先生は少し苦戦しながらも、しっかりと七段の位で彼と稽古をしていた。

この稽古を見ていた、いつも指導をしている先生が言った。
「先生!私は座って下から見ていたんですが、どうしてあのような体を左に捌く小手が打てるんですか?」

西村は左に捌く体の動きはバツグなのだ。
相手に面を打たせて、左に捌いて胴を打てば相手が誰であろうと百発百中だ。
それはほとんどの人が体を左に捌き小手、胴を打つことが出来ないからだ。
さらに左に捌いての刷り上げ面は得意中の得意なのだ。
これは全て重心の滑落を一瞬に使っての腰の切れによる、武術的身体動作なのだ。
右に捌くのが上手人は多く見られるが、左への捌きの上手い人は少ない。



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