活人剣 殺人剣 の意味!
結構物知りの人の書物に【活人剣 殺人剣 の意味!】を取り違えて書いている。 活人剣を相手を殺さずに剣を使うとの意味で書いている人が多い。 なるほど字の通り『人を活かす』との意味で理解したのだと思う。 しかし、これは剣の理合、剣の理法においての話で、剣を使って相手と対峙すれば結局は相手を殺すことになる。 相手を働かせて、相手の心を動かして相手の心の変化の動きをとらえて勝つ理合である。 新陰流、柳生新陰流:相手の【陰】(心)を動かし、操る流儀の意味である
七段レベルの審査では相手を動かし、引き出し勝ちを得ると合格間違い無し。 単に打ち勝って勝つと「若いね!もう少し修行を!」と言って落とされる。 この当たりの理解が無いと七段の合格は難しい。
腕に開が有ると、相手を圧倒し、居着かせて(相手を殺して)、相打ち等で打ち勝つ方法が有る。 相手を殺した状態で剣を使うレベルである。 六段レベルの審査ではこれが出来れば受かるのだ。 六段と七段の基本的な違いはこれの理解が出来ているかを問われている。 剣道の深い所の理解が試されているのだ。 六段審査は練習量、素質、運動神経、勘の良さで打ち勝てば受かる。 しかし、七段審査はそうはいかない。 現実には審査員の温情にて勝てば受かる場合もあるが、審査員の求めているものは活人剣である。 元立の位で相手を第三の目のチャクラで相手を観の目で見る心が必要だ。 十分合気になって押したり引いたりして相手の心を手のひらに乗せて行く。 後はいかにしとめるかである。 幸い!八段に見事合格された先生の動画が見られるので十分に考察されたい。
剣道を何十年と実際にやってくると【活人剣 殺人剣 の意味!】が真に理解出来るが、実技を伴わない学者や物書きのレベルでは情緒的理解で誤解をしている場合が多い。 【活人剣 殺人剣】をロゴ検索で引き出し読んで頂きたい。
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