無刀の位
かって西村がスポーツチャンバラをやっていた時のことである。 スポーツチャンバラ(小太刀護身道)は相手が刃物を持って襲って来たとき、何か60センチくらいの棒を持って身を守ると云う趣旨の護身道である。 人間は猿より賢いから自分も何か得物を持って身を護る対処をするが趣旨である。
会長が大会でこの趣旨の模範試合をやらせることにした。 小太刀(約60センチのソフト棒)を持った人と、ナイフ・短刀(約25センチのソフト棒)を持った人とが対戦する試合だ。 会長は60センチの棒(小太刀)を持った方が、ナイフを持った相手を刺される前に相手を叩き、制することを期待していた。 更に長い方を持った人が上位.先輩,腕が上の先生クラスの人を選んでいる。
しかし、困ったことが起きた!何と腕下の選手のナイフを持った方が勝ってしまうのである。 会長「弱ったなあ!これじゃ困るんだよ!」 誰が考えても予想外の出来事なのである。
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