西村歯科医院　掲示板

原田先生の葬儀に出席出来ず（仕事の関係で、今日は弔い稽古だと言って面を着けた。
意識の奥深い所の寂しさ、喪失感は西村の気をダウンさせた様だ。
打たれた事の無い様な面を打たれた。
心ここにあらずとはこの事か！
そう言えば、西村があろう事か原田先生から面を二本取った（全剣連合同稽古）。
天にも昇る思いを感じた。
新宿まで先生を送る途中の事
先生が言った「昨日女房が急病で入院した、今朝病院へ見舞いに行ってから上京した！」あれ！・・先生の心は盛岡の奥さんの病室にあって、今日の先生は魂の無い抜け殻だったのだ。
名人も心の有り様でここまで変わるのか。
先生の圧力を感じないと、西村が優位に立てたのだ。
先に奥様の入院を稽古前に聞いたのではない。
稽古後に聞いたのだ。
しかし、西村は先生の気の低さを感じていたのだ。
剣道は高レベルになると『気』のやり取り、押し合い、引き合い、虚実の駆け引きなのだ。
昨日の稽古は正に、先生のこの時の状況に非常に似ている。

妻が言った。
「パパ！そんな時は剣道に行かないで、私のそばで甘えてれば良いのよ！
こんな日は稽古に行かない方が良いのにと思っていたのよ。事故にでも会ったらどうするの。」
私の事は女房に見透かされている。

今回の戒め
気の乗らない日は剣道をしない・・・自分にも相手にも失礼な稽古になる。
判っているけどつい、道場に足が向く。

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