稽古のしかた。
西村の指導稽古を素直にする人は、アッという間に六段、七段になってしまう。 西村と争い、勝負を仕掛ける人はなかなか伸びない。 勝負をせずに素直に教わり伸ばしてもらえばスンナリと腕はあがる。 勝負は同等の相手とやれば良い。 教わる気が無いときは勝負を仕掛けて来る。 このような人は西村の指導に耳を傾けない。 総じて、剣道家は後者のタイプがほとんどだ。 習い事は素直に教わり、与えられた課題を超えて行くのが正道だ。
私が師匠相手勝負を臨み、入ったつもりが「もう一丁!」と声がかかる、とふと我に帰って教わる気持ち、師匠の気持ちをくんで全身全霊で打ち込むと「良っし!」の声がかかり終了となる。
早く昇段したい人、剣道の本質的な深さを追求したい人は西村の言葉に耳を傾けて稽古をされたい。 ゲーム性が無いのでワクワクした気分になれないのが欠点であるが、課題が出来て行くと、同等か下位の人に技が破棄されると快感が走るのは請け合いだ。
剣道の上達の秘訣は【教わり上手な心】に極まる。
これは西村が原田先生を通して教わった方法を、今は西村に指導稽古を願う人に伝えているにすぎない。
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