今は無くなられた大浦先生の立ち会い。 相手に攻められて打たれていると思いました。 剣道雑誌ではその評価は全く逆でした。 大浦先生の責めに、相手は我慢が出来ずに打って出たと評価していました。 大浦先生を褒めた記事を読み西村はビックリしてしまいました。
原田源次先生と賀来先生との立ち会い。 原田源次先生が大きな面を打ちました。 賀来先生はピクリとも動きませんでした。 面に来る竹刀を受けようともしませんでした。 西村的には賀来先生の居つきと判断をしました。 西村的には、原田源次先生の大きな面が二本決まったと大層嬉しい思いをした一戦でした。 しかし、原田源次先生が会場を出てきての一声は全く逆でした。 「今年の賀来先生は凄い!動じない!」でした。 相手が動じないのに打ってしまった自分の負けを認めた声でした。 剣道は奥が深い・・・・と感じた一瞬でした。 この時、動じない相手に打ってしまった時、それは心の世界では負けを意味することだと知りました。
しかし、八段先なら原田源次先生の面は旗が上がらないかもしれないが、竹刀当て競技では完全に旗が上がります。
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