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- ありがたいお話! - 西村雅興 [2006年3月26日(日)]



ありがたいお話!
西村雅興 [HomePage] [Mail]
2006年3月26日(日)
ある方からのメールです。

桜もちらほら咲き出しました。春らしくなってお稽古も足の裏の冷たさに感覚がなくなることもなくなりました。ありがたいです。

先日、警視庁(?)だったと思いますが、今度の7段、8段に挑戦する
剣士のためのお稽古会があったそうです。そのときに指導に行かれた先生の
お話しを本日伺いました。

諸先生方のご参考になればと思いますのでお伝えします。

長島先生が言われた注意点の中で一番のポイントは気剣体の一致のことだそうです。

「気剣体の一致とは打突時だけでないのです。7段、8段になる人は蹲踞から
立ち上がったときにはすでに攻めに入っているはずだが、この攻めがちゃんと気剣体の一致
をみていなければならない。
ところが、皆さんのを見ているとバラバラです。攻めいる足は地に繋がっていないし、
竹刀の手が出るときは手だけ前にでているだけ。丹田に気が下りていず、ただずるずると
動作だけが攻めのポーズになっているだけです。腰も手も足もてんでんばらばらに攻めて
いてひとつにまとまっていません。だからスッスッという動きになっていません。

スッスッと前に出て攻めるためには気で動きなさい、そうすれば足と竹刀と体が自然に
一致し、隙の無い攻めになります。」

実際にやって見せてくださったそうですが、柔らかい動きでどこにも力みがなく
本当にスッスッという表現がぴったりだったそうです。そして見ていて 「ムッ!」と思わず
お腹に力がはいるような感じをうけたそうです。

「攻めが気剣体一致になっている」

「ここを追求していくとまたひとつ剣道の奥深さを知り面白くなります。」

だそうです。

諸先生がたのご精進のひとつに加えていただける嬉しく思います。
私はそこまで行かれませんので残念です。
いつかは行ってやるぞーーー!と密かに思います。

七八段を受験する先生方には最高の言葉かと思います。
お知らせありがとうございます。

ずいぶん前の話ですが、ハワイで長嶋先生とお話しをする機会がありました。
穏やかな口調とニコニコされた笑顔、その時は大先生とは知らずにお話を伺いました。
先生の穏やかな口調からのお話がスンナリ心の奥深くに入って来たことを思い出します。

剣道の上達の秘訣
二段ぐらい上の人に技術指導を受ける。
七八段の先生に基本動作の指導を受ける。
最高のレベルの先生にその人格の影響を受ける。
これらの教わった事を後輩へ伝え指導する。




    




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