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- 上級者の剣道 - 西村雅興 [2007年6月28日(木)]



上級者の剣道
西村雅興
2007年6月28日(木)
最近の剣道雑誌には西村が過去に書いてきた事が多く出るようになったので、西村の出番が無くても良いように感じています。
情報が広く行き渡る事は心ある人にはあり難い事だと思います。
ただ!その情報が役に立つレベルになってこそ御利益がある。

『手は勝手に動くはなあ!しかし、足はそうは行かない。』『打つ前に死ぬ!』
原田源次先生の言葉です・・・・・・。

どこに行っても、誰の稽古を見ても・・・ここが壁だと思う日々です。
さて、剣道日本8月号は非常に良い事が書いてありました。
原田源次先生、西村がいつも言っていることですが、人が変われば響きも変わりますので
紹介します。

柴山先生は松井先生がお亡くなりになった後、以後誰からも教わる気になれなかった私は、剣道と決別した。
(この気持は西村には良く理解が出来ます。全剣連合同稽古に行っても原田源次先生以外に稽古をお願いしたいとの気持が起きないのです。)

柴山先生が松井先生からいただいた言葉。
『耳を澄ませば音は聞こえてくる。
しかし、相手の心はこちらが耳を澄ましても伝わってはこない。
鐘にしても鳴れ鳴れと思っているだけでは音は出ない。
叩いてこそ鐘は鳴る。
心もしかり。
相手の心を鳴らすには、こちらが物理的に何かを発信して初めて反響する。
どうすれば相手の心は鳴るか、そこを考えて稽古をしなさい。』
・・・・先をとって仕掛けろ!仕掛け方を考ええろ!

西村が岡先生からいただいた言葉。
『そこまで入ってくるなら、相手を動かす算段をしなさい。』
・・・仕掛け方を考えろ!


佐藤博信先生---上級者の剣道
『激しい気争いから打ち間に入り、一瞬のタメを作る。
相手は、ハッと身の危険を感じ、微妙に動く。
そこをどう感じ、どう処理するかである。』
『勘どころをつかんだ打突は、やろうと思えば二度三度、同じようにできるもの』
『覚悟ができていれば相手が見えてきます、。
我慢も出来ます。
つまり、気持で乗ったと言うことです。』


原田源次先生
『一瞬の我慢比べ!』

剣道日本8月号は高段者の剣道の『壁』を見事に書いてあります。
よくよく読んでみましょう。

西村は下位の人との稽古では、この一瞬を作ります。
数段違えば、相手にそのまま打たせます。
ほとんど打たせる場合が多いです。
打たせて貰ったと思うか!
引き出して貰ったと思うか!
引き出されたと思うか!
それは相手の剣道と心のレベルによります。
西村に肉迫してくれば
そこは甘い!と斬って取ります。
しまった!と思うか。
やられた!と思うか。
それも相手の剣道と心のレベルによります。
何にせよ、弓をぎりぎりに引き絞った状態へ誘います。
そこで、先を取ります。
相手もぎりぎりまで我慢をしていますから、面を打たせた時は良い面を打ちます。
西村の指導は、そこで相手が頭から出てきたか、手だけで出てきたか、真っ正面に出てきたかを指摘します。
・・・・ここで、剣道の基本を誰に教わったかが決まってきます。
大人になってからは基本稽古も難しいでしょう。
しかし、指摘された自分を意識すれば段々と良くなってきます。
西村と竹刀叩きゲームをしたがる人は遠ざかり、基本を見つめたい人は懸かってきます。
素直に聞く人はアット言う間に7段へ駆け上がります。
形の指導は言葉を選び、適切に指導をすれば簡単に直る。
心の指導は、相手の人生観であるから難しい。

多くの歯科医が西村の手を通して開業していきました。
その基本は両親が決定的な影響を与えています。
次に、卒業後最初に教わった歯科医の先生【師匠】の影響で、道が決まってしまいます。
運が良い人は、卒後の良い研修に恵まれ、」その方向を変える事が出来ます。
西村がよい影響を与えれたと思う場合が少なかったのは、西村の力不足と本人の観念の強さがあります。
素直な人は良く伸びる。
良い師匠につけば道は開ける。
『求める気持』が無い人は、惰性で生きている。
『求める気持』が無い人は、マンネリ化した竹刀競技で満足してしまっている。

今回は、先生方の言葉を引用。
結局、どの先生も同じことを言っている。



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