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- 全剣連合同稽古10/10 - 西村雅興 [2007年10月10日(水)]
追加 - 西村雅興 [2007年10月12日(金)]



全剣連合同稽古10/10
西村雅興
2007年10月10日(水)
全剣連合同稽古10/10

最近、剣道が楽しかった!
原田源次先生との次回に備えて気持が高ぶっているせいだろう。

妻が言う:原田源次先生との稽古の前日、当日の感想
パパを見ているとまるで子供だわ!何かソワソワして、幼稚園の遠足に行く前の日の子供みたい!

今日は特に前回の非礼を稽古で返そうと必死
・稽古日を一日早く間違い、当日気づく
・今日は午後はインプラントの手術一人のみ4時終了のアポイント
・稽古日を一日早く間違い、当日気づく
・マンションを降りたら、車のキーを忘れていて、18階まで取りに行く。
・武道館に着く、あれ!剣道着は持ってきたが防具を忘れた!
・自宅に取りに帰れば間に合わない。
・はたっと思いつき、千代田の体育館へ行き、鍵を借りて防具を取り出す。
・間に合った!
何と子供の様な自分にあきれ返る・・・今の先生との稽古は正に『一期一会の稽古』なのだ
61歳の西村をワクワクさせる、それが先生の魅力なのだ。

午後の手術の仕事の緊張感は西村を完全に覚醒に導く・・・上手くいったから気分も最高!
防具の件で汗をびっしょりかいて、身体も万全
後は呼吸法で気持を落ち着かせるだけ。

太鼓が鳴り整列
原田源次先生前回と全く違う・・・顔色、姿勢良く、何かスッキリとして、オーラが出ている。
礼の後、何分ごろから始めますかと聞きに行くと、始めからやるとの返事。
慌てて面を付ける。
二番手に並ぶ、一番手は八段の伊藤先生だった。
先生の動きを見るとこの半年間で一番身体が良いようだ。
伊藤先生、思いっきり打つが全て打ち取られる。
しかし、思いっきり面を打てる相手に恵まれる、伊藤先生の喜びを後ろから観ていて感じる。

西村の番
静かに構え先生との対話を心がける。
やや竹刀を下げ水平にし、スッと下から体を捨てて攻めはいる。
さらに、グッと体を出すと同時に面を見せる。
先生は小手に回ろうと手首を返す瞬間、小手を頂く。
次は全く同じ攻め入りで面を見せる。
先生は面に乗ろうとするところを、胴に返して頂く。
この二つは西村の得意技で絶対の自信が有る。
西村としてはこの二つで満足。
次は面の引き立て稽古をしてもらうつもりで面打ちに集中。
西村的には見事に面を打つが、紙一重で捌かれる。
ただし、段々竹刀の先が先生の面スレスレまで行っている。
これが成果だ。
何故、あんなに見事に捌かれるのだろう。
伊藤先生と同じで、快心の面を打ち捌かれ楽しい。

今日は珍しく、佐藤博信先生にお願いする。
西村の前は警視庁の武専の人がずらりと並んでいた。
武専の連中の竹刀は柳に風とかすりもしていなかった。

雑誌で、先生の話の内容『相手の懐に飛び込んで相手を動かす』
・・・・この内容を西村が先生に実践してみたかったからだ。
これは西村のお得意なのだ。

最初はしっとりと対話をしている感じで見つめあう。
先生の攻めの手口は判っている。
しかし、しっとり構えている西村には攻めにくそうだ。
先生どうされますかと?と一気に斬り間に入る。
ほとんどはここで打ってしまって簡単に捌かれる。
西村は身を捨てて相手に問う。
先生は先ほどと同じように、来たかと手元を上げ面を捌く手元になる。
この時、小手が入る。
ズッと深く攻め入った時、先生が大きく受けようと手元が上がる。
西村の突きが入る。
さすがに面は打たせて貰えなかった。
その後お互いに攻めあぐね良いとこなし。
終始、気と体で先をとって捨てて入れた。
さすがの佐藤先生も手元が動く。
しかし、快心の面と思っても、打って出た面は見事に捌かれる。
剣道は打って出るものではない。
剣道は相手の手元を動かし【心を動かし】て初めてなりたつものだ。

稽古の後の礼で、佐藤先生が「攻めて打てば簡単だったが・・・」言われた。

今日は快調、千葉先生に並んだ。
45分の太鼓が鳴り私の前の人で終わった。
千葉先生に上段を取らせる位に肉迫したかった。・・・残念。

相互稽古
奇麗な立派な面を打つ先生が来られた。
残念ながら西村に簡単にさばかれた。
理由は・・・左の手元の動きが一瞬速く動く・・・西村はそこを見て捌く。
立派な防具の先生が来られた。
なかなかしっとりとした構えをしている。
試しに面を打って出ると、剣先を胴につけて同じない。
数回やるが、肚が出来ているようだ、動じない。
今度は手を変える。
真っすぐ体ごと正面から突きに攻めはいる。
約20センチ位まで入ると、同じ様な腹突きの感じだが今度は居ついていた。
そこをゆっくり面を取る・・・数本入って終了
打って出ると動じないが、本気で攻めはいると居ついた。

礼の後
沖田先生が今日の佐藤先生との稽古は良かった、面も入っていたよと褒めてくれた。
寺地は警視庁の大先輩の意識が強くて簡単に捌かれていたよ。
おれも大友先生にかかるとそうなってしまう・・・言っていた。
西村は私にはそのように位を下げる気持が全くないと言った。
人生の修羅場を戦場の様に駆け抜けた西村には当然なのだ。

剣道は竹刀を交えた全人格的な波動の語らいなのだと思う。

原田源次先生を送る車中で
あの面に行く動きから、小手を取るのは良かった!
あのままそれで通せば良かったのに。
西村
先生!数本は出来ますが、原田先生にはそれ以上は失礼で出来ません。
(西村は原田先生にだけには勝負をしない、師匠に弟子が、あくまで教えと引き立てを願う気があるからだ。
最近、少しは得意技で取るが、それは西村の得意の技がどこまで通用するかを見極める為だ。)

最近にない、充実した稽古だった。



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