Kさん
足から攻め入るコツを教えたら、全く違う面打に変わった。
腰に乗った面打が出来たのだ。
打気が竹刀に即伝わり、竹刀が動くと相手から簡単に対応される。
打気を丹田に納め、そこから攻め入ると相手はその気を受ける。
相手がその気を受け止めると、面の防御の意識が薄れる。
そこをついて面を打つ。
既に体は前進をしているので、後は後ろ足での押し出しだけですむ。
体を勧めれば手は勝手に面を打っている。
この感じの時に気剣体一致がなされる。
打ち気が肩に行き打に出ると、足が残ってしまう。
『手は足の3倍早く動く！』を頭に置いて、足からの攻めは入りに意識を置いて面を打とう。
攻めが強すぎると相手が我慢をする、そうすると体を出した分だけ危険になる。
自分の我慢が出来なく打つところを押さえられる。
解決の一つは静かな長いゆっくりとした攻めは入りだ。
高度になれば「打ってみませんか！」と面を差し出す。
『捧身』が出来れば、相手を釣出す妙技となる。
しかし、これが難しい。
ともかく、体が前進している中での打ち出しが腰の入った面になることを忘れないことだ。
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