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- 田伐先生提供のビデオを見ての見所と感想。 - 西村雅興 [2009年5月14日(木)]
Re:田伐先生提供のビデオを見ての見所と感想。 - 関根幸松 [2009年5月16日(土)]
Re[2]:おめでとうございます。 - 島亮 [2009年5月17日(日)]
Re[2]:田伐先生提供のビデオを見ての見所と感想。 - くりちゃん [2009年5月17日(日)]
Re[2]:田伐先生提供のビデオを見ての見所と感想。 - 並木 [2009年5月17日(日)]
本当に感謝します - 関根幸松 [2009年5月17日(日)]
Re[2]:祝!合格。 - 西村雅興 [2009年5月17日(日)]
有難うございました - 関根幸松 [2009年5月17日(日)]
REおめでとうございます - 夏井 [2009年5月17日(日)]
関根先生、おめでとう - 岩崎敬郎 [2009年5月18日(月)]
有難うございます - 関根幸松 [2009年5月18日(月)]
関根先生 ご昇段おめでとうございます - 菅 [2009年5月18日(月)]
有難うございます - 関根幸松 [2009年5月19日(火)]
Re:田伐先生提供のビデオを見ての見所と感想。 - 菅 [2009年5月18日(月)]



田伐先生提供のビデオを見ての見所と感想。
西村雅興
2009年5月14日(木)
京都大会立合い感想
立ち会いに出ないで感想を述べるのはどうかと思いましたが、西村と仲の良い人達への参考になればと、主観的に書きます。
田伐先生へのお礼の意味も込めて書かせていただきます。

會澤先生
七段審査なら見事に合格でしょう!
下から攻めその一瞬を狙うこの面は原田流の面です。
これから七段を目指す先生は『下から攻めその一瞬を〜〜〜』
打つ前に死に相手の刃の下に身を捧げる、そこで次の一瞬は体に任せる!
この技前を完璧に実行していました・・・・お見事です。
あの担いでの面は少し甘かったと思います。
一年で大化けした會澤先生でした。

関根先生
体の前進もよく、竹刀はチャンス良く上手く面布団を捉えていますが、竹刀が前に流れて剣先が面に斬り込んでいなかったので旗が挙らなかった・・・残念!
面を打つのではなく、面を切る、さらに面を斬る意識で竹刀を動かせば総て一本だった様な気がします。
普段の稽古で『面は額から喉元にかけて斬り込む!』と念仏を唱えながら面を打ってみて下さい。
次は間違いなく七段昇段と思います。

菅先生
先生の手元がやや下げて、相手を下から攻め上げて起こして面を打てばもっと楽に入るでしょう。
真ん中で攻め合い一瞬下を攻め、相手の竹刀が付いてくればそこが面です。
相手が起きるとそこが面です。
相手の反応が早く手元は大きく挙れば小手です。
下から攻め上げておれば、さらに用意に攻めれます。
何も申し上げることがありませんが、相手の心を一瞬起こす算段をすれば尚入るということです。
もう一つ、相手の懐まで体を入れるとさらに良いでしょう。
佐藤博信先生の足から体を進める動きを参考にして下さい。
ただ、七段取り立てで器用になるより、大きな剣道を心だけた方が良いのかもしれません5年くらい)。

田井先生
感心するほど立派な立ち会いです!
すっかり七段の貫禄がついています。
肚も出来ています。
ただ少し体が重かった様な気がします。

島野先生
京都で西村がビデオを見た時はよくわかりませんでしたが、岩崎先生の言った通りでしょう。
ただ、島野先生の心の状態があの立ち会いだったのでしょう。
相手に何かを感じて勝負を止めたのがわかります。
島野さんらしいです!

丹羽先生
肚が課題です!
腰が高く浮いたまま、体重が中央にあるまま蹴るから、蹴った瞬間体が上に浮いて手が前に出ているだけです。
剣道は技前にて重心を下ろし膝を緩め、重心が前に滑落し始めて蹴るとスーッと体は前に進みます。
西村は構えの段階で重心をやや沈め足腰は床を捕まえています。
後は技前で右膝を緩めるだけの、予備動作完了の状態にしています
基本的には体を相手の刃の下に置く勇気です。
この覚悟が無いままに竹刀が動いています。

岡田さん
あの小手は2本しっかり取れたと思います。
咄嗟に動く(不動智の働き)岡田さんの竹刀捌きは抜群です!
以前からイメージで西村の頭の中に何かが残っていたのがわかりました。
竹刀の振りかぶりがフワーっと上がり、一度停止をしている様な気がします。
手が二拍子になっています。
左手をギリギリまで我慢してその一瞬に咄嗟に『斬る!』です。
相手との関係に余裕がある時に、自分からに面に出ると西村もそこを小手に取られます。
手元が前に出ていないので小手は打たれない様ですが、相手がハッとしないと受けられてしまう様な気がします。
自分の都合と欲で打っては咄嗟の動きが出ません。

『不動心』は出来ています。
稽古で西村の攻めには全く動じませんでした。
後は『不動智』を働かす状態に相手の関係を持ち込むことかと思います。
後はそこだけでしょう!

岩崎先生
先生のあのような剣道は初めて見ました。
原田先生の観の目はやはり凄い!
相手の面は立派でした、次は岩崎先生が同じ様な面が打てると信じています。
秋が楽しみです!

朝岡先生
朝稽古を見たとき、相手を下から攻め上げて、流れる様な、肩の全く上がらない見事な面を感心してみていました。
立ち会いの様子を見たとき、なるほどと感じました!
両肩がサラーッと落ち、肩に全く力みが無い!
左手元がネームの所属の横文字を隠す程度に下がっている!
この構えは原田先生、岩立先生の胸に大きな空間をエアーポケットの様に懐の深い構えです。
この構えを取ると心は竹刀の動きで打とうとしないで、体の捌きで先を取って、後は体に任せる心の位(不動智)に入って行きます。
ここの微妙な高さで相手の剣道観が見えます。
竹刀で剣道をするか?体を捨て入って先を懸けて不動智に任せる剣道をするか?
剣道そのものよりも位が見えます。
ここが竹刀剣道と心の修行の剣道の分かれ目です。
ほとんどの先生方は今にも竹刀が動かんと思う様に、手元が上がり脇が空いている。
西村の推薦する、手元が納まった構えの実例としておおいに参考にして下さい。
原田先生のビデオの教本もそうなっています。

島野大洋先生
スーッと捨てて入り相手を起こして打つ!
相手の攻めは入りを一瞬見て見ない(相手の攻めは入りを許し、咄嗟に反応しない、その瞬間攻守逆転)。
相手の実が虚に転じた瞬間面を打った!
西村の一番シビレタ攻防でした。

岩立先生
先生の両拳の納まりを見て下さい。
先生の柄はかなり短いです(西村手に取って確認済み)。
垂れの横文字が見えない位置の手元が納まっています。
この位置から竹刀を動かすには、必ず腰の始動の流れでないと打てません。


佐藤先生:賀来先生
これは見物でした!
先ず一番見て欲しいのは・・・・
佐藤先生のスーッとゆっくり足から入り込む攻め入りです。
さすがに賀来先生手元が上がった。
賀来先生のお返しの、全く逆の場面もありました。
これも見事です!
佐藤先生が下からスーッと攻め入り面を見せ、賀来先生が動いた瞬間面を打つ。
相手の懐深くスーッと攻め入りながら、引き金は相手に引かす我慢、不動智が働くに任せる。
そのときスッと面を打つか、すりあげて面を打つかは自分で決めない!
相手に随がって打つ!
究極の技が見えます。
これは西村が書いた剣道観そのものの教本の様な立ち会いでした。
賀来先生がこのように打たれたのを初めて見たし、佐藤先生が同じ様なお返しを打たれたのも初めて見ました。

剣道というよりは、体を捨てて相手の心を観る!の実演でした。

これがまさに『無刀の位』の立ち会いです。



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