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- 全剣連合同稽古会7/26 - 西村雅興 [2010年7月26日(月)]
Re:全剣連合同稽古会7/26 - イソちゃん [2010年7月28日(水)]
Re[2]:全剣連合同稽古会7/26 - アオダイ [2010年7月30日(金)]
Re[3]:全剣連合同稽古会7/26 - 西村雅興 [2010年8月1日(日)]



全剣連合同稽古会7/26
西村雅興
2010年7月26日(月)
全剣連合同稽古会 7/26

ある女性から、書き込みが無いと寂しいと言われたので書いてみる。

最近は身体の為にジムへ行って、アクアサイズ(水中でのエアロビクスの様なもの)をしている。剣道より身体の事を思えばこちらが有効かと思っている。御陰さまで体幹は相当鍛えられている。
剣道の為の基礎体力作りと思って励んでいる。
御陰で身体は軽やかに動く。

先日、妻のお供でゴルフへ行った。
プロに付いてもらってグリーンを回るのだ。
半年前に行った時はアプローチは百発百中だった。
しかし、ドライバーでフルスウイングすると力が入って中々玉に当たらない。
練習もしないぶっつけ本番だから仕方が無い。
半年ぶりにクラブをもってグリーンに出た。
前日に考えた事。
どんな難しいとされる場面のアプローチは苦もなくやってのける。先生も舌を巻くのだ。
剣道で云えば鉢巻きをして、前々後ろ後ろの段階なのだ。
アプローチの時は小さく軽く振り抜く、重心と丹田が一致したままの動きだ。ドライバーの大振りは軸が壊れている。
だから、重心と丹田が一致したままの動きの範囲で振れば良いと思った。
そうすると、何と!しっかりと打てるのだ。
ショーットホールはワンオンしてしまうのだ。
半年ぶりにクラブを持ったと言っても先生が信用しないのだ。
要は腰の備えの範囲であれば打てるという事なのだ。
本を読んだ事を参考に、軽く息を吐き胸をすぼめ、竹刀を持ったつもりで脇を軽くしぼり、中筋を利かして手元を固定する。後は身体がここまでというところまで軽く振り上げ、後はその捻れを解放すればしっかりと当たるのだ・・・先生が驚く。
何んのことは無い剣道と同じなのだ。
しかし、欲が出て、グット力を入れると、初心者丸出しの空気を打つか地球を打つか、上手く当たって良く飛ぶが大きなフェードとなってOBだ。
ここでもやはり不動心、不動智の世界なのだ。

さて、前回の稽古会で原田先生、途中に正座をして竹刀を抱え前屈みで休んでいた。
山本さんが先生を心配して駆け寄り、面を外した。
先生曰く、俺は少し休んでもう少しやるつもりだったのに、面を取り上げられてしまった・・・笑い!
西村は言った、先生あの感じでは竹刀に身を寄せやっと正座をしている雰囲気ですよ!
先生の事が好きならそうしますよ!

そして、今日の稽古会
稽古前に先生に会って様子を聞くと、この熱さで参っている。
今日はあまり調子が良くない。
それで、西村が聞いた。
先生、途中から始めますか?最初からですか?と聞くと、最初からやる、二人くらいかな、少し中休みして二人ほどやる、と言われた。
西村が言った。
先生、休む時は後ろに下がって、休憩している意思表示をして下さいねと言った。
西村はお並びの先生方の整理役をしますと言った。

稽古が始まった。
最初は林先生だった。林先生は八段になってからは別人の様に切れ味鋭く、原田先生に対して、攻めと捨てが見事に調和した稽古をされている。
いやー、林さんとやると疲れる!が原田先生の褒め言葉だ。
原田先生を本気にさせる剣道が出来ると言う事だ。
今日も帰りの車中で、最初から林さんだったから息が切れた。
まあ!最高の評価を頂いている。
特に二本目の面は惚れ惚れする面を打った。
今まで林さんが原田先生に打った最高の面だった。
打つ機会が良い時まで左手の我慢が利いた様だった。
二人の予定が四人になった。
一息、椅子に座って休憩をされた。
後ろにお並びの先生方にはその旨伝えてある。
先生の休憩あけを待ちますとの事だった。
そして、後二人稽古をされた。

調子が悪く,立っているのがやっとの状態でも,目がしっかりと相手を見据え、身体も竹刀も切れ味が良かった。
先生の頭ではなく,身体が勝手に反応しているようだ。
動的瞑想と反射の世界にドップリと浸っている,無心の心境だ!
こんな剣道をしてみたい。
車中で先生・・・俺は今86歳の半ばを歩んでいるとポツリと言われた。

さて、今日は先生とどのような稽古をするか・・・。
結論は何も考えない,打つとも打たれるも考えない心境で立ってみようと思っていたのだ。
今なら出来そうだ・・・・剣道するかジムに行くか・・・ジムに行く!
剣道への拘りが消えた今ならで来そうな気がしていたからだ。
これは次回へ持ち越しになった,2ヶ月後の9/13月曜日だ。

今日はイソちゃんが武道館へ来た。
彼女忙しくて稽古をしていないと言っていた。
西村的には教えておきたい事があった。

1-左手元の位置
2-前もって小胸を開き,肩甲骨を軽く寄せておく
3-少し重心を沈め床を掴んでおく事
4-打つ!と肩や頭を前に入れない事、腰から上は静かなままにする。
5-重心の滑落を使い、スーッと右足を静かに出す事
6-後は相手の心の動いた瞬間、相手の小胸が少し出る瞬間を感じる
7-その瞬間左手が動く、足が体を押し出す。
8-打つと思うな斬ると思え,竹刀を持っている事は忘れろ!
9-額のハエをハエタタキでぴしりと喉まで打て
10-後は身体がやってくれる

どうしても竹刀に意識が行き、右手で引っ張ってしまう。
打とうと思い竹刀が身の内から(構えの手元)から離れてしまう。
打とうと思う心が頭を前に出して相手にサインを送ってしまう。
少し稽古をすると別人の剣道になった。
彼女はヒーラーで相手の微細な変化、気の動きを感じ取る能力が素晴らしく高いのだ。
この一瞬に、予備動作を終えた構えから、体を滑らせて前進し、相手の心を動かす。
これがしっかりと理解が出来た様だ。
その後の望月先生との稽古で生かされていた。
これは濱田さんに伝えたい内容なので,コピーをして稽古前に1〜10を念じて下さい。
青森の先生ともお知り合いとは奇遇ですね。

椎名先生が大柄な八段と稽古をされていた。
椎名先生曰く「相手は参った!と面を捧げて来る、そこを打つ!」
その通りの面を打って相手と蹲踞に入った。
やはり見事だった!
剣道の本質が分かっている先生の剣道は見ていて本当に嬉しい!

過去二回の椎名先生との稽古
西村は参ったと見せる!
二回前の椎名先生との稽古ではこの面を見せたとき、来たと思ったが間一髪胴に返すのが遅れてしまった。
完敗だったが、心を動かせた事は満足だった。
間合いが深すぎたのが敗因だった。
しかし、この間合いでも左に捌けば・・・との思いがあった。
頭が胴に捌くと決めてけていた事が智を押さえ、神妙剣にならなかった。
次回は左に捌き胴と思っていた。
やはり頭で剣道をしているのだ。
しかし、今回は全く同じ状態で先生が面に来た時、無意識が小手を斬っていた。
無意識の打ちだけに冴えていた。先生が参ったと小手を上げ蹲踞になった。
捨てて見せて打たれに入れば、椎名先生の見事な面も無意識は小手に斬った。
西村の頭は左に捌いて胴を打つつもりだった。
智の作用は小手を打ち,見事に入った。
西村は無意識に打っていたのだ。
これが神妙剣だ!
剣道は自分の意識をここに連れて行く動的瞑想なのだ。
もう一人の自分に出会う旅なのだ!



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