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担ぎ技
西村雅興
2014年2月21日(金)
松原先生の担ぎ面
ここから剣道の妙技に入って行きます。

担ぎ面は相手が居着くと効果的に入ります。

これが効果を発揮するのは一瞬の体の前進と、一瞬その前進が止まることにより、反作用で竹刀のスピードと威力が増します。
しかし、相手が居着かないと簡単に返し胴を打たれます。
タイミングが良ければ見事な大きな面が決まります。
近間だと相手の面を受けるタイミングが合ってしまい簡単に返される場合が多いです。
しかし、遠間からの担ぎ面の場合、相手は面を受けるタイミングが狂います。
担ぎ面の得意なそれも大きな面を打たれる先生に堀田先生がおられます。
この先生の動きが凄く大きいので相手は面を受けるタイミングを逸して打たれる。
担ぎ面の変形の達人は佐藤博信先生で、担いだ竹刀の先を後方で一瞬くるりと回す、
その分だけ相手の面に竹刀が届くのが遅れる。
相手は担いだ瞬間に面を受けようと竹刀をあげ、その時に相手の竹刀が来ずに、竹刀を下げようとした瞬間に面を打たれることになる。
この面は明治村の闘いで実際に見られる。

担ぎ面のコツは強い攻め、一瞬雄の体の停止、相手の受けのタイミングをずらすことにある。
剣道の本質的な上達からは勧められない。
担がないと面が打てない人になってしまい、これが癖になると上達が止まってしまう。
逆に、竹刀の先を一度下に振ってから面を打つ人も同じ。
竹刀の先を下げ下を攻めて、相手の無意識の防御を引き出し、相手の竹刀が下がりつつの所を《浮木》の原理で、相手の竹刀を行き違いに誘い面を打つ。
打つ前に拍子を取る為に軽く担ぐ癖がつくと、相手に打つと合図を合図をした、予備雑作を見せてしまったことになります。
同じくいつも竹刀の先を少し下げて拍子を取るのも宜しくない。
同じく相手に合図をしたことになります。
しかし、下から小手を攻め上げる要領で竹刀の先を下げるのは有効な方法です。
ここで、小手を庇おうと無意識が竹刀を下げると面。
ここで、相手が面を意識し、面に打って出る所を小手。
こちらは 面も小手も胴も決めずに、相手の動きに反射的に適切な打ちを無意識が選択するのがコツですが・・・かなり難しい。
剣道の基本は一拍子で打ち切ることです。
二拍子はその節目を押さられてしまいます。
原田先生がこの一瞬を捉え名人です。
この担いだ瞬間の小手を押さえるのは西村の得意です。
大きな試合では一瞬の出来事なので、ほとんどの審判は軽いと判断をして旗を揚げません。
しかし、相手の起こりを一瞬捉えるこの打ちは剣道の妙です。
この技が出るには居着かずに、相手の起こりに合わせて腰が出る攻めの強さと、動じない強い心です。
これは石原対原田戦で詳しく説明します。



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