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- 脳の一瞬の空白 - 西村雅興 [2014年2月14日(金)]
Re:脳の一瞬の空白 - 西村雅興 [2014年2月19日(水)]
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覚醒催眠 - 西村雅興 [2014年2月21日(金)]



覚醒催眠
西村雅興
2014年2月21日(金)
六段は攻め合い,打ち勝った方が受かる。
七段は違う、八段は完成度が要求されるはず、現実は審査員の心のレベルか(?)であるが。

七段審査で攻め合って,相打ちになり双方不合格。
『押しても駄目なら,引いてみな』
フッと攻め緩めると、相手がふらっと打って来る・・・シメタものだ。
ふーっと打たれに出ると「エ!」と言う感じで相手に打気が出る。
相手との対峙を忘れ,一瞬自分を宇宙と一体化する。
相手は不思議な感覚に襲われ打ちに来る。
相手が打つと気を入れ体と肩を入れ込んで来る、そのとき心で「ぞうど!」とつぶやき、頭を差し出す。
相手の無意識は頭を打ちに来る。
後は自分の身体の『智』に任すのだ。
反射的に身体が何かをやっている。
この反射的にやっている自分の『智』を信じきれるか・・・・。
信じた自分を褒めれたとき・・・素晴らしい幸せに包まれる瞬間がある。
普段感じる事の出来ない自分に出会う瞬間なのだ!

剣道の相手は自分を見つめる手助けをして下さる相手なのだ。
敵ではなく素晴らしい協力者なのだ。

さて、スポーツチャンバラと抜刀術の師匠の田邊哲人先生は真の武道家だった。
指導者は『教育的打突』によって、「ハイ!そこがあなたの欠点ですよ」と相手の心の指導をするものだと教わった。

西村は道場でこれを実践すると、先生は本気で相手にしてくれないという。
本気で打ち負かすと二度と稽古をしてくれない。
お世辞稽古が必要な人が多いのには閉口する。
しかし、松風館の門弟は違う。
打ちのめさないと許してくれない。
剣道への意識の違いなのだ。

京都で柳生の里での同期の稽古界を見ていると清々しい感じがする。
お互い攻め合い打合いのレベルだが。元立ちは緩めて先を取っているのが見える。

剣道は『心の押し合い,引き込み、勘違い、錯覚、神経系統の失調』を通して、覚醒催眠の実践世界と一度考えて取り組んではどうだろうか。

剣道は打ち合う前に勝負が終わっている事が分かる。

最後に
『武道的思考』 著者・内田樹 筑摩書房 ¥1600を読んだ感想を書いて下さい。



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