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面を打つから学ぶ事。
西村雅興
2016年12月8日(木)
 面を打つ!

面を打つぞ!と真っ直ぐ竹刀をそのままで攻め入って面を打てるには、、2段位の差がありその迫力で相手を居着かせる時に有効です。
この時、攻め込みのスピードは有効です。
高段者になるとこれが通用しなくなります。

咽を攻められると(急所)誰しも恐怖を覚えます。
その為、竹刀の先が咽を狙って来ると、相手は何らかの反応をします。
竹刀でそれを防ごうとしたら、その動きの裏を取って小手を打ちます。
嫌がってのけぞろうとすると、面に押し込みます。
恐怖で居着くとそのまま面を打ちます。
最初は意図してそれを狙います。
何度も繰り返している内に、それが適切な反射になって自然と出ます。
この原理を使って教えるのが形稽古です。
申し合わせ(約束の動き)の形の中で繰り返し身につけます。
木刀で剣術の稽古をする時、打ち合うと怪我をしたり死んだりするので、形稽古で反射的理合にある動作を習得してたのです。
竹刀の様な物、防具の様な物が出来て、やや実践的に反復練習が出来るようになり、現代に至っています。

剣道の稽古で一番嫌がるところは咽を攻められる、突きです!
その為、暗黙の了解で突きは出さないようにしているのが現状です。
その意味で、咽を攻めながら相手の反応を見て、反射的に面を打ちます。
本当についてしまうと、相手との人間関係に亀裂が入る傾向があるので要注意です。

次に嫌がるのは、下を攻められる事です。
別に小手を狙ってなくても、下を攻められるのは嫌で、竹刀で押さえにかかります。
この押さえに来た竹刀を(浮木を押さえると、少し沈みながらころっと浮き上がり間す)これを浮木の原理でスッとイナして面を打ちます。

色んな試合を見ますと、面も、突きも、下攻めで相手を起こして、そこを面に取っている場合が多いです。
特に突きに関しては下攻めからがほとんどです。
下攻めで注意すべきは、この入り身の瞬間に面に乗られてしまう事が多いです。
前傾姿勢、肩や頭を前に出すと攻めたつもりで乗られます。
ここで大切な言葉【鼻を臍より前に出さない!】を肝に銘じましょう。

下攻めの場合間合いが近いとそのまま面に乗られますから、少なくても触刃の間合、竹刀の先皮が触れる程度から攻め入るのが肝要です。
下攻めの場合は人間関係に亀裂は入りません。

剣道は命を賭けて打ち合いを、切り合いをするのが立前ですから、打つときはその位の気位、捨て切って入る、打つのが本筋です。
だから、相手が一番恐怖を持つ【突きから攻めが】ところからが本筋です。
しかし、竹刀ゲームの世界では突きは控えた稽古をしています。
さらに中学生以下では突きは禁止になっています。
道場で稽古を見ていると突きは来ない前提で打ち合いをしています。
その為、咽元はがら空きの竹刀だけで打つ稽古の終始しています。
早く打った方が先に面に当たり勝ちと錯覚しています。
本格的な面は相手の懐深く体を入れ込み、ギリギリまで手元を上げない。
手元を上げた瞬間も突きを受けない程度にしか上げない。
当てに行くと手元を早く上げて喉元をがら空きで面を打ちます。
少し良くなると切るつもりで面を打ちます。
すると手元の上げる機会が少し遅くなり格好がつきます。
本来は斬り込むの【込む】の時に手元を動かします。
突きを受けることは無いです。

京都大会で柳生の剣道研修会に参加した同期の稽古会を見ました。
全国から選抜された県でも優秀な剣士の研修会です。
その人たちの中で先に八段になった先生に稽古をつけもらっているのを見ました。
突きは当然の責め口で、甘く体を進めるとその瞬間に突かれます。
手元を大きく上げて面を打つと突かれます。
甘い面を打つと胸突き、胴突きを受けます。
懸かる方はこの恐怖を乗り越えて面を打っています。
凄まじい稽古風景でした。
これこそ武道、剣道と云うものでした。

高段者審査はこの心持ちを、気位を審査されます。
仲良し剣道ではなかなか合格しないのが現状です。
本格的に七段を受けたい人には、西村は胴突きをいたします。
この恐怖を乗り越えて打切った面の感触を教えます。
これが出来る様になると七段に受かります。
要は肚が出来ないと、覚悟が出来ないと受からないのです。

面を打った後、相手が死ぬか、自分が死ぬか、二人ともッ死ぬかが結果です。
それなのに、相手にぶつからないように右へ抜けながら面を打つ人が多い。
これでは本気に面を打ったことにならない。
相手を突き抜ける様な本気の面を打つと、相手はそれを感じ恐れを持ちます。
これが気の攻めです。
西村が指導をする時、徐々にこの辺を教えて行きます。
だんだん本格的な面が打てる、稽古が出来るようになると七段は受かります。
最近、この人は七段なんだが、果て!と思う人も多いです。
すると、七段は本気になれば誰でも受かる様な気がします。

若手の八段が西村との稽古で喉元を大きくあけ、大きな面を打ってきます。
え!八段だろう!西村の諸手突きが見事に決まります。
竹刀当ての観念で八段が西村と稽古をすると、殺し合い、斬り合いの観念の西村とは勝負にならないのです。
七段以下では突いた竹刀の先はすぐに引きます。(咽が空いてましたよ!と合図をする程度です)
しかし、相手が元立をし八段の場合は先ず咽を攻めます。
勘の良い八段は面に来ません。
咽を攻められている事が判るからです。
後から捨てれませんでした!と言います。
そうでない八段は西村に諸手突きで腰砕けになります。
二本も突きを入れられると八段も心は負け犬になります。
後は西村にお手玉状態で捌かれます。
西村が八段殺しと言われたゆえんです。
自慢話をしている様ですが、剣道をするにあたっての覚悟が大切だと言っています。

西村の人生は何事にも命を賭けてやってきました。
死を覚悟して物事の選択をしてきました。
多くの人に救われ生きていますが、とっくに三回は死んでいました。
この修羅の様な生き様に比べれば、剣道修行はまだ生温いものです。


本気で剣道をすれば、自分の甘さに気がつき、更なる高みに人生が向かうと思います。
死を感じる格闘技の中に自分の心が見てて来るのです。
剣道は究極の自己啓発のトレーニングと言えます。



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