次はそこの看護婦さんが来られた。 疲れやすいのが主訴なのだ。 前歯が少し長く、顎がやや後方に押しやられている。 前から見れば下顎がやや小さい顔なのだ。 顎を前に出しやすく調整し、顆頭域最大化療法を施す。 次回会ったとき、体が非常に軽くなり、下顎がやや前に出て顔のバランスがとれたと喜ばれた。 大きな目がさらに大きくなった。 肩凝り、腰痛が消え快調との事だ。
そうすると、ご主人に行ってみたらと言ったとき、乗り気でなかったが、帰ってきた顔を見てビックリしたそうだ。 直に、ご主人の予約が入った。 ご主人は堅牢な体で、等に何かといって問題はないが、長い時間同じ姿勢を取ると、手が痺れることがあると云うことだ。 通常ならば、正常範囲なのだが、御仕事柄体を酷使するので調整した。 顔のやや変形は消え、顎の開閉が楽になり、肩の高さがそろった。 非常に明るいご夫妻なので、症状は調整直後に解消された。
つぎは先生から紹介の友人が来られた。 噛みあわせ、歯の状態、顎の状態は問題があるのだが、自覚症状がほとんどないのだ。 御二人とも非常に明るい性格なので、自覚症状が出るほどに自分をいじめないからだ。 ご主人の方は腰痛があった。 奥様は調整する必要をあまり感じなかったのだが、折角来られたので顎の関節のバランスと、噛みやすさをメインに調整した。 ご主人は調整で腰痛が治り感謝された。
その次は、札幌から来られた。 先生と奥さんが「騙されたと思って行ってごらん!」と言われて来らたらしい。 本人は主訴がなく、「人が勧めたから来た。」と言うので、調整はどうしょうかと悩んだ。 「では、体で何か不愉快なことはないですか。」と聞くと、「20十年ほど前から左の股関節がおかしい。時々痛む。」と言った。 それでは、と思い調整した。 「では、今から一階に降りて、階段を三階まで歩いて上がってきて。」と言った。 彼女が診療室へ入って来たとき、驚きの顔をしていた。 「先生!長年の悩みの股関節が楽になった。 階段を上がるときは、手すりか壁に手をやらないと上がれないのに、今は全くその必要が無かったの! 不思議よ!」と言った。
さて次の紹介者は九州の小倉から来られた。 御医者さまで、同じく「騙されたと思って言ってみろ!」と言われて来た。 体そのものは不調を感じないとの事だ。 よく見ると問題はあった。 折角お出でになったので、肩を楽にし、口のバランスをとって、開閉が楽になるように調整した。 本人が気がつかなかった体のつっかえが消えて快調になった。
その後、紹介者の先生と夕飯を食べた時、20年間噛めなかった左側で噛めたと感激されたそうだ。 右も左も噛めると感激して、九州へ帰られたそうだ。 今度は母を治療して欲しいとの事だった。
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