私は、一昨年前から、坐禅(とくに椅子坐禅)について研究をしております。
坐禅には、姿勢を調える、呼吸を調える、心を調えるという三大要素があります。 姿勢を調えるとは、足を組み、手に印を結び、姿勢をまっすぐにし、口は歯を軽く噛み合わせてピッタリと閉じ、視線を落とし(目はつむらない)、耳と肩、鼻とヘソがまっすぐになるようにするetc・・・。 呼吸を調えるとは、大きく息を吐き出した後に、鼻からゆっくりと吸気し、そのまま深い力みの無い自然な腹式呼吸をつづける・・・。 心を調えるとは、五感からの情報で頭に浮かぶ様ざまな考えをそれ以上追念しないetc・・・。 健康で体の柔らかい人であれば、足を組む坐禅は問題なく行えるのですが、体の不自由な方、体の硬い方、怪我をしている方、初心者などにとっては、足を組む坐禅は、苦痛以外のなにものでもありません。ですから、坐禅の入口であきらめてしまい、坐禅に出会えないままやめてしまうのです。 そのためにつくりだされたのが、椅子式の坐禅です。 つくりだされたといっても、幾人かの高僧がおっしゃる以外に何か裏付けがあるわけではありません。 そこで研究をすることにしたのです。 現在は脳波測定を通じて坐禅と椅子坐禅の対比を試みる準備をしているところです。もちろん、脳波だけでなく、様様な角度から研究するつもりです。 そこで、先ほどの通り、歯のかみ合わせに関することも研究する予定だったのですが、門外漢の私では、判定・測定は不可能です。ですから「どうしようか」と考えたとき、『秘伝』の先生の文を読んで相談してみようと考えたわけです。 執筆活動や治療、医院の運営等でお忙しいかとおもいますが、是非宜しくお願いします。御返事お待ちしています。
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