飛び込みで患者様が来られた。
“秘伝”を見て来られたのだ。 咬合調整をすると、一瞬に身体の反応が起きる。 彼は少林寺の指導者なのだ。 立てもらうと、彼には身体の重力に対するバランスがはっきり理解できた。 いつも右側の身体が首筋から肩、背中、腰、股関節と違和感が強かったが、消えてしまったのだ。 本格的な武道家だけに反応が早いのだ。
翌日、体調不良の原因であった親知らずを抜歯し、さらに咬合調整をした。 顎の動きは限界まで動き、身体は顔から始まりユルユルになった。 少林寺の型を軽くやってみたら、その動きのスムーズさに驚いていた。
彼と武術的な話しをした。 なるほど、少林寺を小学生から初めて30才まで稽古をしている。 彼の武術に対する認識はやはりプロだった。 いわゆる武術的な高度な感覚と仕組みを理解しているのだ。
感性の高い人はOリングテストにも敏感に反応する。 つまり、センサーの感度が高いというわけだ。 それだけに西村の咬合調整の効果も顕著に出る。
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