歯科の治療費/命の治療費/価値観の一致
インプラントをやってから体調を壊した! インプラントのせいですか? 先生ところでやり直してくれますか? 噛み合わせの調整をしていただけますか? 西村の答え・・・そういうことはよくありますが、はっきりとは言えません。 ・・・治療を先生に責任をとって貰ってください。 ・・・西村は遠慮を致します。 ・・・・・・・・・これをOKしていたら、日本中から患者様が来院して 西村は死んでしまうからだ! 最初の選択こそが重要なのだ!
西村は本を多く書いている関係で、日本中から電話が来る。 そこで、〜〜に住んでいます、先生の所は遠いので〜〜の近くで信頼できる先生を紹介して下さい。 返答に困っていた。 最近、このように話すことにしている。 高いと云う評判の先生にかかりましょう! その先生の設定治療費はそれ相応の根拠に基づいています。 高ければ高いだけのことはある。 高くて下手なら、とっくに潰れている。 安ければ安いだけのことはある。 自由主義経済の原則です。 需要供給曲線の交点が適正価格です・・・・・健康への実効値は如何に! 安くて、速くて、直ぐに治してくれる・・・・患者様の望み! 安物買いの銭失い!・・・・物ではなく命が懸かっている買い物なのだ!
歯科治療は患者様と歯科医の価値観の一致した所にかかれば、高いとは思いません。 むしろ、安かったと思うのもです。 これはかかった人しか判りません。 治療後、自分の命を支えてくれる能力こそが価値を生み出すのです。 だからこそ、紹介者の手を経て患者様が来院されるし、当人も安心する。
一般的に歯科治療では〜〜はいくらですか?との電話がかかってくる! この人は治療だと思っていないのだ。 物を買いに行く気分なのだ! これに迎合して、あたかも物を売るかのような処置をして、安さを誇示している。
お金を沢山だしたからといって、良い治療を手に入れるとは限らない。 しかし、お金をケチって、良い治療を手に入れる事は不可能だ。 自分を愛する程度に応じて、自分への命に投資するべきなのだ。
ある先生の話 ○○歯科大学のインプラント科の教授の話。
「近所に若い先生が多く開業し、インプラントをやっている現状があります。 でもはっきりしています。 恐るに足らずです。 インプラントこそ手術の能力が試されます。 さらに重要な事は、冠をかぶせた後の骨、筋肉、顎関節、左右のバランス、噛みやすさ、違和感の無さ ・・・・等の、臨床医として積み上げてきた長い技術と知識の総合力が問われます。 患者様の体は微妙な感覚を通して、その先生の技術の上手下手、入れた物の価値を教えてくれます。 それは誰しもが自分が一番可愛いからです。 患者のの信頼を得るに足りる処置が出来たかどうかにかかっていますから。 臨床経験不足の歯科医の処置はそのレベルの処置にとどまります。 長年患者様を満足させてきた経験こそが、インプラントには特に大切なのですから」
この教授はインプラント科の教授だが、咬合の難しさ、重要性を良く解っている。 通常は外科系の先生がインプラントの教授になるのだが、この先生は補綴科(歯に物を被せる科)の出身だからこそ、噛み合わせの重要性を、怖さを知っているのだ。 珍しい存在だ!
電話で金額を聞かれても、その人に必要な処置が何か、どのレベルまで望まれているかは判らない。 最初に、金額が気になる質問をされた人で、来院される人は少ないのが現状だ。
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