噛み合わせで脳梗塞?
72歳女性 仕事:パート 主訴:噛み合わせも希望 左上が噛むと痛い
部分的に歯が痛いと来院された。 強い痛みではないが噛むと痛いとの事である。 口の中を拝見しても、通常の審査ではその原因はない。 しかもお年の割に歯がしっかり残っている。 しかし、西村流の咬合病的審査をすると大変な噛み合わせ不良がある。 一般の歯科医では全く診断不可能なものだ。 最近、保険で噛み合わせの調整をすると、直ぐにレセプトを突き返される。 保険者が確認し難い治療は出来るだけ認めないとの、当局の方針だ。 国は何でも保険で出来る様に言っているが、それは大ウソなのだ。 年金サギをする国なのだから、表向きと腹は全く逆なのだ。 西村は噛み合わせの調整を依頼されると、確認書を読み、署名をし、3万円いただいてからしか調整しない事にしている。 それで、噛み合わせの調整は控えて来たが、今回は余りにも気の毒だ! 予診表を見ると、保険のきく範囲に限定してほしい、に○がついている。 噛み合わせを簡単に調整すると、首の後ろの凝りは見事に消え、口は開きやすく、頭を回すも首の痛みは無い。 本人がいった・・・先生!首の凝り、肩の凝りが全く消えてウソみたいに体が楽! 西村がいった・・・こんな噛み合わせでは脳梗塞で倒れますよ。 本人・・・先生、昨年12月脳梗塞で倒れて入院したの。
本人はこの咬合調整の威力を身にしみて体験した。 帰りには、私を見捨てないで下さいと涙顔と嬉し顔の入り交じった顔をされて、何度もお礼を言いながら帰られた。
次回の調整は、調整前の確認書にサインを頂き、費用を了承されれば調整する。 今回はお試し調整だったが、次回は本格的調整になる。 どうされるかは本人が決める。 命を取るか?お金をとるか?まさに正念場なのだ。
この患者様の要望は次の通りです 保険の範囲に限定して欲しい! 痛くなく治療してほしい! この際、しっかり治療してほしい! 歯を奇麗に掃除してほしい! その心は、お金は出したくない。 しかし、しっかり治療をしてほしい。 これでは余りに虫が良すぎる! この手の患者さまは歯科医師から相手にされず、最小の処置で済まされてしまう。 その結果、口に命に関わる重大な結果を抱えることになり、様々な病気の引き金を持ち、倒れて死んで行く・・・命よりお金が大切な人の運命なのだ。
西村が言った。 倒れる前にこの処置をしておれば、倒れなかったと思いませんか? 患者様が言った。 本当にそうです!前から首の凝りが強く我慢が出来ない程ひどかったのです! こんなに首肩が楽ならば、倒れなかったと思います。
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