脊柱管狭窄症は通常手術をして症状改善を図ります。 最近手術手技も随分発達していると聞きます。
前に腰椎ヘルニアで、四年間20分以上椅子に座る事が出来ない35才の女性を完全に治しました。 歯科医のなせる技とは誰も思いません。 彼女がMRIの術前後のレントゲン写真を持ってきてくれました。 『究極の歯科治療』ダイナミックセラーズ出版2013年12月25日出版の115頁の写真参照。 今回の治療は本人の劇的な症状改善以外に証拠を見せる事が出来ない事が残念です。
この女性は平成17年総義歯の依頼で来院院されました。 上顎は歯周病の歯を全部抜歯して総義歯にしました。 下顎は左に使える歯が有るので数本残しオーバーデンチャーにしました。 しかし、右下の支えが無いと安定しないので、インプラントを小臼歯部位に植え支えを作り、左右のバランスをとり終了しました。
その後、ずーっと調子は良かったのですが、左下の歯が歯周病になり抜歯をするはめになりました。 これで、下顎のサポートのバランスが崩れました。 この頃から左足が痛くて歩けない・・・座骨神経痛か?ヘルニアか?何かしら?と悩まれて居られました。 入れ歯の裏打ちをしてバランスを取ると、いくらか症状は軽くはなりました。 その頃、脊柱管狭窄症と診断され手術を勧められていました。 西村は船橋の古い先生(超能力者)の『ほぐれーるを』を紹介しました。 そこへ行くとかなり楽なると聞いていました。 ともかく手術をしないで何とかならないかと相談を受け、西村の思うところを話しました。 基本的に下顎の左右のバランスが悪くなり、さらに咬合口径が低くなり、腰椎全体に負担が強く懸かっている。 これを治すには下顎犬歯部にインプラントを植え、アゴの落ち込みを治し、咬合口径を高くして背筋を伸ばす以外に道が無いと言いました。 彼女はお任せしますと言ったので、インプラントを植えた。 手術は入れ歯の治療が終了した後、まだ症状が強ければのことにしましょうと言った。 その後、基本義歯、診断用義歯と背筋を伸ばし顔のバランス、咬合のバランスをとった。 すると、周りの人が何でそんなにスイスイ歩くのと不思議がられる様に回復した。 あの大変な症状は何だったのかと思う様になられました。
経年的に起きた脊椎管狭窄を治した訳ではありません。 入れ歯によって姿勢を真っ直ぐにし、腰への力学的負担を軽くしただけです。
西村が言いたいのは手術をする前に他にする事が有ると言いたいのです。 ただ西村はここまで出来るので、日本中から来院されるのだ。
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