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- 超難症例総義歯完成 - 西村雅興 [2016年4月5日(火)]



超難症例総義歯完成
西村雅興
2016年4月5日(火)
80才の女性。
下顎口腔底の手術をされた女性。
どう考えても下顎の義歯が安定する要素が欠けている。
何処に行っても(相当数の歯科医に行った)、口の中を見たとたん「とても入歯は出来ません!」と断られた。

御本人曰く「きっと一人くらい私を助けてくれる人がこの世に居ると信じていた。」
こんな気持ちで来院院された。

参考に持って来てもらった若いときの写真は女優さんの様に美しい!

下顎の入歯の概形印象を採り、最初の入歯を作った。
入歯は全く安定せず、入歯を浮かす要素を次第に減少させ何とか安定した。
下顎には2本のインプラントを植え数ヶ月待った。
この間に上の義歯も安定させ、顎関節の状態を改善した。
これにより、口が大きく開く様になった。
顎関節の状態も良くなり、噛み合わせが安定して来ると、下顎の義歯も安定し始めた。
噛める様になったと泣いて喜ばれた!
下顎のインプラントが使える様になり、下顎の義歯はビクともしない安定がえられた。
次に患者様が来られて言われた言葉。
「同じ入歯なのに、こんなに食べ物の味が違うなんてビックリしました。
有り難うございます。
私を助けて売れる人がきっと居ると信じてきて良かったです。
それで、先生にお目にかかりました、」

終了時には生き生きとした笑顔を取り戻されました。

西村も患者様も必死に努力した結果です。
相当な期間も回数もかかりましたが良い結果を得られました。



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