50才女性 左顎が痛くて我慢がならない
数件の歯科医に行ったが一向に改善しない。 ネットで調べて来院された。
西村は通常には顎関節症は扱わないことにしている。 (性格、体質、ストレス・・経験的に歯科以外の要素が強い場合が多いからです。 このような患者に当たると、永遠に終わらない場合があるのです。) 今回、慎重に話を聞き、口腔状態を審査をした。 ・性格的には問題が無い ・臼歯部の欠損状態 ・上顎の義歯がスリッパレベルの陳腐な部分床義歯 ・咬合口径が低くなってしまっている
結論 口腔の咬合支持が欠けていて、左に顎が落ち込んでしまっている。 原因 咬合崩壊が原因であるので、咬合の立て直しをしながら顎位誘導すれば良い。
治療方法 ・左下欠損部位の咬合支持の確保 インプラント2本にて確保する。 これを義歯にて回復を図っても不可なのだ。 ・上顎の残存歯を根面盤処理しオーバーデンチャーにて、上顎総義歯(診断用義歯、 本義歯)二組にて顎位改善。 ・下顎を前方かつ右に誘導しながら咬合口径を上げる。 ・顎関節部位の鍼治療、寫血療法等で靭帯を緩める。 ・お口のロルフィングを指導して本人の努力を促す。
西村的にはやるべき事は判っている。 治療のめどは立っている。 下線部分に費用がかかる。 これに懸かる予算を患者様がOKできるかに懸かっている。 この患者様はOKだったので→完治した。
多くの場合は治療費の総額に驚いて腰を引かれる。 本気になった人しか治せない。 保険証を出せば治してくれるんでしょう・・・の思いでは手を付けられない。
口腔外科、その他の歯科医院では左顎の顎関節症を治そうと努力する。 それでは治らない。 上記の処置をしないと治らないのだ・・・西村が治すしかない! それも人柄が良く、予算を出せたからでいる話だ! 実際!採算が取れない程手間がかかる治療なのだ1
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