今日は三枝先生のところで操法を受け、体全体を調整し明日からの仕事に備える日だ。 今日は診療室へ行き、約三時間半かけて噛合せを調整した。 ボロボロの体が噛合せの調整だけで、スーパーボディーへ変身した。 使用前、使用後の変化は4時間後に明瞭に分かる。
三枝先生が言った。 「先生の為に昨日から気を溜めて、先生の体を癒そうと待っていました。 今日は体の何処をとても欠点が無い。 素晴らしいです。」 と誉められた。 咬合治療の研究者としては名誉な事だった。 それでも内在する歪みは、ストレス、不節制、疲れ、その他の要因で大きくなって体を狂わせて行く。 無理な蹴りだし、力の入りすぎた打ち、体力を越えた稽古はさらにそれを助長する。
三枝先生は二週間の西村の全てを背骨を触っただけで見通してしまう。 しかし、完全に調整していくと、その二週間の体のストレスを消し去ってしまう。
いつもは、ボロボロのなった体を、先生の『気』で癒してもらっているのだ。 時々は先生が言う。 「今日は素晴らしい体を自慢しに来ましたね!」 これは自分で体を咬合で再構築した日の事だ。
三枝先生はプロの柔術家だ。 二人で、武術的な深いレベルの話に花が咲くことがある。 二人の思いはいつも同じところに落ち着く。
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