関西のお父様が90才で無くなり、お葬式も済ませた。
老人病院もなかなか死なせてくれない。 鼻から口からチューブを入れ点滴をして生かそうとする。 口から栄養補給が出来なくなったときは、それ以上の事なしないで、静かに死なせてあげてくださいと言っても聞いてもらえないのが現状なのだ。 死にそうで死なないで長生きさせておくと老人病院は儲かるのだ。 このサイクルに組み込まれると逃げ出せない。 介護が困難になり老人病院へ入れるのが現状だ。 先ほどの様な事を言うと「ここは病院なので治療、手当をするところです。無にもしない様にと言われるならば自宅に引き取ってください。」と言われる。 今更引き取る、自宅へ連れて帰るは不可能だから、病院の言うがままに任せるしかしょうがない。 結果、病院の延命治療に任せるしか道が無い。 本来よりは6ヶ月間位を経って義理の父が亡くなった。 この六ヶ月間は2/3死んだ状態で生かされる事なのだ。 これを不用と言うと連れて帰れと言われる。 そして亡くなった。 葬式も済ませ母の上京を待っていた。 あれこれと用事があった様で、半年後に上京された。
義理の姉と兄が車椅子で東京まで連れて来られ、東京駅で我々夫婦がバトンタッチした。 自宅に暫く引き取りお世話をしながら、義理の母の入歯を作り替えることになる。 入れ歯の制作も順調に進み、何度も確認の調整をし完璧に仕上がった。 今日、月曜日は妻(娘)車椅子で新大阪まで送って行った。 そこで義理の姉にバトンタッチだ。
お母様は何でも食べられ、痛いところが何処も無く快適だと言っている。 この母には下顎にインプラントが二本埋っているので、入歯の維持安定は抜群なのだ(いわゆるインプラント併用義歯) 母は私はこの二本のインプラントで生きていると、何時も感謝をしている。 かなり昔に入れたインプラントだがビクともしていないのが幸いなのだ。 おそらく100才までは何事も無く生きていけると思う。
在宅中は2才のひ孫が毎日遊びに来ていたので本当の意味で孝行が出来たと思う。
ちなみのこの母のお母様は99才と10ヶ月まで生きた。 死ぬまで頭はしっかりとし、寿命が尽きて自然死も大往生だった。 この母も同じDNAのような気がする。 頭もはっきりとし、腰も相当伸びたし、入歯のお陰で食事がしっかりと出来る。 後は、ゆっくり仏様がお迎えに来るまで天寿を全うするだけだ。 おそらく100才過ぎの事になろうかと思う。
日頃の妻への感謝の気持ちをお母様の入歯を通して、西村的に感謝を示したのだ。 妻も大変喜んでいる。
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