[新規投稿] [ツリー表示] [親記事一覧] [最新の記事を表示] [ログ検索] [ヘルプ] [ホームページへ戻る]


- 新しい入れ歯の{前書き あとがき 初稿} - 西村雅興 [2002年8月20日(火)]
Re:新しい入れ歯の{前書き あとがき 初稿} - 椿原 雄二 [2002年8月22日(木)]
性格・人柄が良いと! - 西村雅興 [2002年8月23日(金)]



新しい入れ歯の{前書き あとがき 初稿}
西村雅興 [HomePage] [Mail]
2002年8月20日(火)
前書きの初稿です。

はじめに

今回、この本を書こうと思ったのは大きな理由があります。
この本が西村の入れ歯の初めての方もあれば、二回目の方もあると思います。

入れ歯の治療をするにつけ、深く感じる事があります。
患者様と西村との『入れ歯の本』の出会いが偶然ではなく、過去世の縁まで含めた『必然必要』の出会いであった事の確信です。
以前、前世で私が助けられた恩返しが、現世で入れ歯で恩返しをする。
またはその人にとっては、西村以外に救う事が出来ない程難しい入れ歯治療の時が多いです。
その人の現世での陰徳が神様・仏様に評価され、ご褒美として老後の健康的な安らぎのチャンスを与えられた。
入れ歯の治療が終了するたびにそう思うのです。
終了時に皆さまが本との出会い、西村との出会いで感謝に涙されます。
そして、次に配偶者を連れて来られます。
その最初が、西村の『入れ歯の本』との出会いと感じざるを得ないのです。

縁が無い方、陰徳を積まれていない方にはこの本の存在に巡り会いません。
また、本を買われても来院されない方もいます。
時には、本を買って、数年後に来院される方も沢山います。
せっかく本を買い、読まれても、遠い!期間がかかる!費用が合わない!痛いことは嫌だ!その他色んな理由をあげられます。
そして、自分で縁を切ってしまいます。
この年になっても『自分を愛する気持ち、愛の意味に気づかない人生。』をされています。
この方には、『来世で気がついてください!』お祈りいたしています。

芥川竜之介の『蜘蛛の糸』をご存知でしょうか。
仏様の慈悲で本人に唯一の細い蜘蛛の糸でチャンスを与えられた話です。

神様・仏様から頂いた、『千載一遇のチャンス』を手に入れた自分を意識しないで、その情報が当然の様に扱ってしまい、不遇にしてしまう人が多いです。

この本を手にした時、『ひょっとして蜘蛛の糸かも!』『ひょっとして千載一遇のチャンスかも!』と意識をして下さい。
縁が無くて、必要が無くてこの本を手にすることなど無いのですから。

老後の人生こそが時間があり、したいことが出来るダイヤモンドの時期です。
その最低の必要条件が健康です。
とりわけ、入れ歯は二十四時間、死ぬまでお世話になるものです。
スリッパの様な入れ歯ではなく、しっかり人生を支える靴の様な入れ歯を入れましょう。
老後の楽しみの一番大きなものの一つが『美味しいもの、歯ごたえのあるものを食べる。』です。

たかが目がね、たかが靴、たかが入れ歯で人生を損なう事は無いのです。
本気で『自分の命を支える入れ歯』を作れば良いのです。
年を若返らせる事は出来ません。
しかし、取り換え可能な、作り替え可能な入れ歯ならこそ、お口の若返りが出来るのです。

『入れ歯を作り替えて、十歳若返ろう!』それが西村の主張する入れ歯作りです。

これらの事を考え、写真、イラスト、示唆に富んだ図、入れ歯の具体的な作り方、そして患者様の手紙・声を多く載せました。

では、お会いする日を楽しみにしています。

追伸
必ず、あとがきを読んで下さいね。


あとがき  初稿

本を読まれた感想はどうでしたでしょう。
多くの方が感動された事と思います。
多くの気づきがあったと思います。
ここからが大切なのです。

読んだだけで終わる人。
読んで直に予約をされる人。
そして、治療をされ喜びに溢れる人。

しかし、前日、ひどい人には当日キャンセルされるかた。
もっとひどいのは無断キャンセルです。
最低一時間半は時間を取っているのに!

ここで西村は時間の損失を受けます。
しかし、この人は自分の命を見捨てたことに気がつかれないのです。
今まで、そうした心無い自分への仕打ちの選択の結果が、今の口の状況であるのに。
二人の失うものの余りにも大きいい差を感じます。

来院され十分話しを聞き、感激して帰られます。
そして、それっきり!
自分を見捨ててしまいます。

お断り、キャンセルの電話があります。
自分の思惑と違うからかもしれません。
本人は今自分が崖っぷちに立っていることに気がつきません。
しっかり説明しても、未だ大丈夫とたかをくくります。
そして、数年後に卒中、脳梗塞で倒れます。
それからお電話を頂きます。
もう遅いのです。

これからが一番大切な処です。
自分の真の内なる感性・知恵が力を発揮し、この本を読ませチャンスを作った。
そして、西村から十分な説明と治る方向の体験をした。
しかし、ここから本人の意志を試されます。
「あなたはどうしますか?」
せっかくの内なる力が授けたチャンスを、命と愛を基軸に考えないと、過去の判断基準で決定してしまいます。
距離が遠い、回数がかかる、期間がかかる、費用がかかる等の基準で。

癌になった人が皆さま言います。
「何も要らない、命だけ欲しい!
私の持っているものを全てを捧げる!」
この決心は、全て手遅れになってからの決心です。
少し余裕があると、同じような基準で判断します。
胃ガンの人に胃潰瘍と言うと一般基準が出て来ます。
「とても入院なんかしておれない。
私にはそんな時間がない。
それにお金もかかるから薬で押さえてくれ!」
しかし、胃ガンと聞くと同じ人が全く違う事を言います。
先ほどの癌の告知を受けた人の言い方です。

患者様が西村にわざわざ会いに来た時は、内容的には前癌症状の時期です。
そうでないと、わざわざ遠くから会いにこられる訳が無いのです。
口は原始的な気管ですから何とかしています。
一見命に影響ないように頑張っています。
もう絶対絶命でも何とか隠しています。
そして、突如として脳血管障害や心臓病、姿勢の変形として老人病が出現してきます。
西村にはその人の三年後、五年後、寝たきりになった七年後、右の卒中で倒れた十年後が手に取るように見えます。
生きていること自体が、死ぬより辛い人生の幕開けが始まります。
布団で悔やみ涙する姿が見えます。
不幸な事に、西村の判断はほとんど当たります。
歯科医でこのように見えるのはほんの少数でしょう。

そして、そのことを正直にお話をします。
そして本人の軽い予感もあって、感激してそのときは本気になります。
しかし、人間は愚なものです。
一週間も立たないうちに、その感激は消え、通常の基準が頭を覆います。
前癌症状の腸のポリープを取らないで、癌への急行に乗るような行為を選択します。

お断りの電話の内容が皆さま同じです。
「ちょっと遠いから。
そんなに時間がとれないから。
他の病気で急に入院するようになったから。
主人が急に病気になったから。
等。」
同じような内容で電話されます。

「自分の命にそんなにお金をかけられない。」とは恥ずかしくて言えないからです。
それほど手間をかけなければならない患者様であるのです。
しかし、それほど重症の患者様である自分を直視しようとしません。
六十過ぎても体裁をつくろいます。
なりふり構わずいのちを救うべき時期なのに。
お金は棺桶に持っていけないのに。

今までそうしてきた。
これからもそうして自分の命を見捨てますか。
あなたはそんなに勇気がありますか。
ほとんどの方は自分の命を助けます。
西村には自分の命を見捨てる勇気はありません。
自分の事を愛しているからです。

あとがきを読まれたら、もう一度前書きから読み直して下さい。
自分への愛を感じながら読んで下さい。
一回目とは違う何かしらの感情が湧いてきます。
自分の命を見つめる愛が湧いてきます。
良い入れ歯を入れてやる事は、自分自身への愛の証しなのだと気がつくはずです。
あと二十年以上このままの口で命が永らえられると思いますか。
どうか、自分を愛する気づきに目覚めてください。

この本の真のテーマーは『自分への愛の気づきと愛の証し』です。
入れ歯はその内の一つでしかありません。
西村に出会って入れ歯を入れられた方は皆さま、自分への愛を確信し、より充実した人生を歩まれています。
あるときは、良い入れ歯への感謝よりも、西村に出会って真の人生を歩まれたことへの感謝を多く語られます。
本物の入れ歯を入れ、人生の賛歌を高らかに歌い上げようではありませんか。



この記事にレスをつける時は、下のフォームに書きこんでください。
お名前
URL
メール
題名
メッセージ
パスワード

下のボックスにパスワードを入力すると、記事の修正及び削除が出来ます。
パスワード

Tree BBS by The Room