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- 血圧が正常になり、詩吟を歌っていた患者様。 - 西村雅興 [2002年8月23日(金)]



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血圧が正常になり、詩吟を歌っていた患者様。
西村雅興 [HomePage] [Mail]
2002年8月23日(金)
血圧が正常になり、詩吟を歌っていた患者様。

この方は10年以上前に全体の治療をし、ほぼ完璧に治した方です。
しかし、10年振りに会ったときは手入れが悪く、甘いものが大好きで、虫歯と歯槽膿漏が進行し、噛み合わせは完全に崩れ壊滅状態でした。
歯の問題よりも咬合の乱れから首・肩が異常に凝ってしまい、大変な高血圧の症状でした。
降圧剤を多量に服用しているが、いつ倒れても不思議で無い状態でした。
抜歯を慎重に進め、総入れ歯で噛み合わせを完成させると、見違える様な顔貌になりました。
口元はしっかりとし、目元はパッチリ開き、何より首筋がスッキリし顔全体の鬱血が消えました。
一番心配だった高血圧症も治り、内科の先生が「お薬の必要はないですよ!と首をかしげながら言われた。」と笑いながら報告されました。
大声で吟ずる詩吟の先生で、それに耐えるしっかりと吸着した入れ歯が自慢でした。
二時間以上かけて来院されました。
地元の人は「そんなに遠くの歯医者に行くなんて変わっている!」と回りの皆さま言われた様です。
ご本人は「この良さばかりは本人でないと判りませんからね!安心してかかれて良く噛め、歌えて、そして身体まで快復するのですからね!」と言われました。
それから10年、ご家族が来院されていて、娘さんが「母が心臓の関係で他界しました。生前は先生に、本人の自慢の入れ歯を入れていただいて、最後まで感謝しながら逝きました。
いつも入れ歯は自慢のタネでした。
何しろ詩吟が歌える入れ歯ですからね。」と言われました。
合掌
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