歯が一本でもなくなれば、その影響は全身に及びます



(本文より抜粋)
 ところが、抜けたあとをそのまま(抜きっぱなし)にしておられる方が、意外に多いのです。「たかが歯一本」と考えておられるのでしょうが、実は、「されど歯一本」なのです。たとえ一本でもなくなれば、その影響はいずれ全身にまで及びます。

 このことは、一方の靴のかかとがとれたまま歩き続けることを考えればよくわかります。アンバランスな歩行によって、足の裏、そしてひざが痛くなり、やがては腰まで痛くなって、歩くどころか立っていることさえ苦痛になるのです。

 同じことが、歯についてもいえます。私たちの身体はまるで積み木細工のようなものですから、一つが崩れると全体まで崩れるのです。

 その流れは、歯をなくすことに始まり、噛み合わせの乱れ(不正咬合)→アゴの変形→顔の変形→身体の歪みとなって進みます。

 そして、その過程で特定の筋肉が凝って血流が悪くなり「片頭痛」や「肩凝り」「腰痛」などの頑固な全身症状(咬合病)が生じるのです。

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