剣道そのものは完成しています。 足腰は十分です。 ただ攻めは入らずに、 打ちに入っているから、 肩が出て手元が少し前にでて竹刀が少し上がります。 こうなると打ってしまうしかない。 お願いしますが、見え見えなのです。 そうなると、相手にあしらわれます。
『俺が前に出ていく。 さあ! 打ってみろ! どうするか!』 この気分を研究しましょう。 勝てる相手に気分で引きだしましょう。
雨宮さんの剣道は形・動きは教科書や見本ぐらい良いです。 後は肚、打って見ろ!の気分だけです。
西村は範士八段と稽古をしても、気位で負けなければ相手はただの年より。 そう思って攻め合います。 自分の位を落して、打って出ると手玉に取られます。
七段の審査の合格者には良い悪いは別にして、男の意地を感じさせるものがあります。 教わると思う気持も大切ですが、 「西村先生!今日はいつもの様には行きませんよ。 一本頂きます。」 の様な意地を見せれば、攻めも打ちも迫力が出ます。 雨ちゃんはそこが少し変われば、七段何て軽く受かると思いますよ。 要は『男の意地』を少し出すだけです。
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