全剣連合同稽古 初稽古
始まるまでの間、栗原教師八段とお話をした。 最近の西村の考え方を述べた。 理合いで詰めていくが、最後は本能(神?)に任せる話しだ。 先生が言った 「私が八段に受かった時は、神懸かりな技が出た。 当の本人は全く分からない。 自分では打った意識が全く無かった。 それで八段に受かったんですよ。」 やっぱりなあ!と思った。
先ずは師匠と稽古
頭は冴えているが体に切れがない。 連ちゃんで稽古をすると、筋肉に疲労が残っているのか。 最近気がついたことに意識が強く、逆効果。 最後に、原田源次先生が面に引きだしてくれて、相打ちの形で修了。 今日の出来は60点。 先生はあの年とあの体で、何であのようにスイスイ動けるのだろう。
次は全剣連の副会長と稽古をした。 (会長が出席出来ないので変わりに年始の挨拶をされ面をつけられた。) 権威に負けないオキちゃん(西村)。 それではと思い蹲踞から立つ。 相手が全部みえる。 ウッカリ小手の良いところを打たれたが、他は西村の一方的に打って入ってしまう。 最後に大きな面が入り終わる。
稽古終了後、全剣連の川野さんが来て、副会長をいじめただろう。 先生が俺に聞いたよ、あの強い人は何者だと。 歯医者さんらしいですよ、と言っておいた。 (言外に、年寄りはいじめるな、の匂いが有った。)
次は久し振りに野正先生と稽古をした。 先生と一度稽古をしたときは、気争いで先生が「参った!」といわれ蹲踞された。 二回目は西村の足が痛くて稽古にならなかった。 今日は三回目だ。
野正先生と賀来先生先生の立ち合いを十分検証している。 さらに、その時のやり取り、心の状況を賀来先生から直接聞いている。
しっかり間合を取ったところから、体を軽く沈め攻めた。 先生はそれを嫌ってわずかに引いた。 ここまで、賀来先生の攻め通りだ。 その後 西村の面が数本入った。 いよいよ最後だ、先生の裏からぐっと攻め入った。 先生は軽く巻くように西村の竹刀を押さえる。 ここをスッと抜いて体を大きく、先生を上から被るように大きなゆったりとした面を打つ。 これが見事に入る。 先生が参ったと蹲踞された。 この部分は京都大会での賀来先生との立ち合いの再現そのものだった。
虎の巻き持参で野正先生との稽古だった。 相手が読めれば大先生にも良いところが入る。
稽古の後、挨拶に行くとニコニコして握手をされた。 直ぐ横の原田源次先生先生の方を見ながら、原田系統は皆強いや! 体から打って出るものなあ! と誉めて頂いた。 体は関係の無い、気攻め、読みあいの稽古だった。 虎の巻を持っていた分だけ、西村の歩が良かった。 次は永松陟先生との稽古だ。 初っぱな小手を打たれる。 この小手は分かっているのだが、未だに打たれる。 その後、二本ほど小手を打たれる。 同じような小手を大きく手元をあげて抜き面が入る。 先生の面は見えるので、胴に返せる。 何とか面をと思うが、間一髪で返される。 思って打ったは当たらない見本だった。 面を打たれることは無いが、面は打てない。 打っていったものは皆返される。 先生が不用に面に来ると、西村の胴が入る。 端正な剣道だ! 最近先生と稽古をいていない。 先生と稽古をすると気持が良い。 西村の出来60点。 体調の良いとき、港区へ出かけよう。 後は、先生の歯の検診の約束をした。
佐藤博信先生と挨拶。 今年は検診と治療に行くと言っておられた。 先生!歯が壊れると手が動かなくなりまうから、早めに検診をと言った。
雨宮さんと稽古 面を打つときの前進に竹刀と肩が前に出ながら打ってきたのが気になった。 胸も竹刀も最後の最後に動かす様に注意をした。 その後の数本は良かった。 後の打ちが出きれば七段だ。
その後、神奈川の先生と稽古をしたが、時間が無く、お互い気が乗る前に時間がきてしまった。 次回お目にかかった時はよろしくお願いします。
車の中で 岩崎先生が原田源次先生の子供の懸かり稽古の様子を書いてきました。 実に見事な指導稽古ですねえ! それを見抜いた岩崎先生も凄いけど。 先生 「子供と稽古をすると三倍疲れる。 子供の指導法は並岡先生に教わった。 実に上手だった。 その先生を指導したのは台湾から帰って来られた三段の先生だ。 この先生は自分が強くないから、子供に上手に打たせて伸していった。 打たせて打たせて、引き立て稽古をした。 それが並犯先生、私とつながった。」
さらに、続く。 「先日、花巻の大会のことだ。 岩崎の弟が足を使った良い剣道をした。 あの辺りが、中学高校となれば、明石の時代を越える、全日本級のチームが作れる。 楽しみな連中だ!」 何か遠くを見つめるような顔で話されたのが、印象的だった。
今年は岩立て先生の道場へ出向く時間を作ろう。
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