能に学身体技法
本が来ました。 ざーっと目を通してみました 皆様にお伝えしたいことがあれば書き抜きます。 基本的には西村が今まで書いた基本の様です。
西村は噛み合わせと姿勢の変形、筋肉の連動の研究を30年間しています。 安田先生はロルファーですね。 ロルフィング、アレクサンダーテクニック等を駆使し日本の古典舞踊の動きの中にその共通点をかかれている様です。 最近、ヨガの一種のピラティスの教室に通っている妻も、今日こんな事をいっていました。 「乗馬(電動式)機は大腰筋の刺激に良いわね!」 ここまでポピュラーになってきたのかと思いました。
西村がロルフィングに興味を持った20年以上前は、日本にはロルファーは一人もしませんでした。 その時は残念な思いをしたものです。 その後、ダニエル(合気道指導者)が日本でロルフィングを始め、本を書きました。 その時の翻訳を手伝ったのが三国さんです。 その後日本人で大阪の幸田先生が第一号だと思います。 西村が身体真理療法学院で心と身体を学んでいたときは、全員がロルフィングを受ける事になっていました。 西村は東京からは通えないので、さらに上の上級ロルファーのダニエルに、ベーシック、アドバンスを受けました。 西村の事は彼の著『光の中へ』に書いてあります。 西村のホームページの剣道のお話の、「ヒーラへの道」を読んでください。 アメリカ人が書いた内容とわかればなおびっくりかと思います。 アメリカでは身体で表現するプロはほとんどがこの施術を受け指導を受けていると聞きます。 最近、日本でも本が出始めました。 近々出版する西村の本には『お口のロルフィングの方法も説明が入っています』
『丹田』には解剖学的には何もありません。 西村が思うに、身体の動きの筋肉の力学的な上下の中立点でないかと思います。 足で床を蹴る動きのスタートは丹田の位置の下方の筋肉が伸び、上方の筋肉が伸び前に出ていきます。 決して足の筋肉だけで動けるわけではありません。 剣道に限らず、運動の勘の良い人はこの動きが自然なのです。 しかし、多くの人は足に意識が強くなり、肩に力が入ったりと部分的な筋肉の主導となり、ちぐはぐな動きになってしまいます。 懸かり稽古でフラフラになったとき、思わず自然な動きで面を打ってしまった。 強豪高は(小学、中学も然り)このレベルまでしごかれ体得するのです。 この手順を踏んで来た人とそうでない人には剣道では決定的な差になってしまいます。 身体の胴体力、体幹の深層筋からの動きの活用が身に付くには簡単な事ではありません。 しかし、スポーツ、武術を意識しないときは誰でもが自然に出来ている事です。 誰もが歩いている事がその証明です。 しかし、動きに意識が行くとそれが崩れます。 ここが難しいのです。 この部分に意識が行き、そこを活用して運動に臨むと強い競技性を発します。
西村がこの動きを無意識にしていた時、それは小学六年生の時です。 毎日、空中転回を20回、地上転回を40回ぐらいやっていました。 その後、中学一年生の時は機械体操部で毎日何十回とやっていたときです。 その後剣道をしましたが良い成績を残した要因の一つに体操部だった事が上げられます。
身体動作に意識を持って稽古をしたのは35年前のダンスの稽古の時でした。 毎日8時間ダンスの稽古をし、10日間で8キロ痩せたほどです。 このときの先生が東北地区の伝説的な指導者の川井先生でした。 この先生にキューバ・ルンバを教わり、徹底的に身体の中心からの動きを教わりました。 腰から胸、肩、ヒジ、手首、指先、さらには指の延長線上で空間を掴み踊りを大きく見せる。 腰からお尻の筋肉を意識し足先へ筋肉を連動する方法を教わりました。 わずか一ヶ月間で優勝が出来たのは、真っ白の状態の時にここから訓練されたからだと思います。
先日、盛岡へお線香をあげに行ったとき、西村が家庭教師をしていた息子さんが跡を継ぎ、ダンスの先生をされていました。 西村がダンスはこの動きが出切れば直ぐに上手くなるのにね、お父さんに教わりましたと、スーと動いて見せました。 すると、ダンスの先生をしている45歳の息子さんが「それ!それ!それを教えるのに苦労をするんだわ!」と言いました。 競技会に出る、プロになるにはこの部分の動きがずば抜けていることですね。
剣道も同じです。 幼少の頃、筋肉のない頃に教わると自然に身に付くのです。 筋肉のつきかけた時にその運用を鍛えられると将来かなりなものになる。 そこで、大人から始めると、この部分を知識でしっかり理解し、基本動作の反復で筋肉に教え込む必要があります。 しかし、ほとんどはこれをしないで、竹刀当てゲームに終始している、 不器用を自認する人も、ただひたすらに基本動作を身体に教え込んだ人は、剣道は本当に弱いが、六段になってしまう。 チョット器用な人は小手や胴に気が行き、面打ちの基本動作をしっかり身に付けない。 それで、六段の昇段に遅れる。
皆様もこの本を読んでみましょう。 西村もしっかり読んだらコメントをしたいと思います。
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