千代田火曜稽古4/25
日曜日の歯科医同士の稽古、今日は千代田で稽古。 健康的な自分をとり戻しつつあるが、さて仕事の方を捨てていないか些か疑問である。 今日は稼ぎの意味ではほとんど仕事をしていない。 質的には患者様から非常に喜ばれる仕事ではあった。 どちらかと言うと趣味の様な仕事であった。 このような日の西村の剣道は強い。 心身ともに余力が十分だからである。 趣味と仕事は違うのである。 一日100万円相当の仕事をするか、2万円程度にするかは西村自身の胸先三寸で決まる。 今日の売り上げは2万円程度だろう。 今日の様な調子でいると、大赤字で西村歯科医院は倒産だ。 仕事として本気にやっていくと、日本一ぐらいの経営内容も出来る。 そうすると、剣道にはほとんど行けなくなるし、身体を壊してしまう。 毎日が人生の選択の連続である。」 けっして流れてしまう様な人生は送らない。 立ち止まり、瞑想をし、方向をしっかり見定める・・・この連続だ。
さて、今日は七段を目指す先生とお話しをしたが、いささかしゃべり過ぎた。 嫌われたかもしれない。
何についての話か。 面打ちの足の運びと手の内だ! 剣道日本6月号 「基本打ち」と「実践的正面打ち」は違う! 『一流選手の打撃』習得法 未だ本は読んでいないが、西村と同じ事を書いていると思う。 剣道は本当に指導法についての研究が未熟だ。 『百錬自得』もいいが、指導法の研究が大切だ。
七段を受けようというのに、右足と右手が同時に動き始める! ほとんどの剣道家はこのレベルで立ち止まっている。 何で誰も矯正してあげないのだろう。 インターハイへ出る強豪高校レベル、は懸かり稽古の猛稽古でここから脱却を図る。
ある先生が、永松陟先生の足の動き、手の動きをそっくり真似をした。 すると、アットいう間に七段に受かった。 決して強くない、西村に一本も打てない先生だった。 ぎこちない不器用な先生だった。 半年真似をしたら七段に受かってしまった。 相変わらず強くない。 しかし、右足を滑らせて入り身に攻めは入り、相手の色が見えるまで我慢をし、相手の色が見えた瞬間面を打つ。 一瞬の我慢比べに徹しただけだ。 この先生は、『自分の身体で攻めは入り右足は床からスレスレに前に進んでいるが、決して自分から打ち出さない。』に徹したのだ。 先に左拳を動かせばその時点で負けと知っているのだ。 しかし、皆が驚いた、後10年は受かりそうで無い人が、永松陟先生の真似を徹底的に真似たら、受かってしまったのだ。 剣道上達の大切なことは、コツ、秘訣、秘伝を教わるか、盗む事なのだ。 『稽古をすればするほど癖が強くなり下手になる。』 賀来先生の言葉だ! 千代田で見ても足から攻め入って面を打つ先生はほとんど(数名)いない。 60人稽古をしていても1/20程度なのだ。 今回出版された本を読んで、西村の過去の書き込みと比べて欲しい。 言わんとする事は西村と同じだと思う。
しかし、素直に西村に教われる人が少ない。 剣道家の一般的特質と言ってもいいだろう。 自分の事は自分でやるタイプの人ばかりだ。 西村は毎月お手本(原田源次先生)を眺めに武道館へ行く。 岩立先生と稽古をするより、お手本として眺めている。 そして、分からなければ先生に直接聞きに行く。 芸事は教わり真似ることが一番の近道だ。 最近は教える事にも飽きて、疲れてきた・・・ほとんどの人が聞く耳を持たない事を悟ったからだ。 それは本職の歯科医の為の『咬合病治療』のセミナーも同じだ。 人は皆自分で全てをやりたいのだ。 生きるも死ぬも自分で決めたいのだ。 しかし、その中で素直に人の意見を聞く人は伸びるのだ! どういうわけか、剣道家には意固地な人が多い。 人生もそのままなのだろう。 素直に教わり、情報を集め、研究、工夫すれば道は開けるのだが! どういうわけか、俺は逆をいく!のタイプが剣道家には多い!
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