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- 求める者、求める事。 - 西村雅興 [2006年5月14日(日)]
Re:求める者、求める事。 - 祖父江芳信 [2006年5月20日(土)]
Re[2]:求める者、求める事。 - 西村雅興 [2006年6月1日(木)]
Re[3]:求める者、求める事。 - 祖父江芳信 [2006年6月7日(水)]
Re:求める者、求める事。 - 剣と禅 [2006年5月21日(日)]
求める者、求める事。 - 西村雅興 [2006年5月22日(月)]
Re:求める者、求める事。 - 剣と禅 [2006年5月23日(火)]



求める者、求める事。
西村雅興 [HomePage] [Mail]
2006年5月22日(月)
本格的な剣道家の道に入られましたね!

六段を最初に受けて落ちました時、原田源次先生から筆で書かれた封書が来ました。
それを読んだ後、自分の剣道をビデオに撮って見ました。
何とまあ!醜い剣道をする!自分に気がつきました。
この後、西村があるきっかけで、一年間『心の修業』をし、二歯科医院を閉鎖しました。
売らずに閉めたのです。
売れば1億位にはなったと思います。
未来を手に入れる為に捨てました。
捨てるって!こんなにさっぱりしたものかと思いました。
心の修業中一年間、全く剣道はしませんでした。
年が変わり、正月になりました。
妻に「剣道を始めようと思う。」と言って、道場へ行きました。
道場の景色が全く違って見えるのです。
そこで行われている剣道は、まさにその人の人生の積み重ねた結果と生き様だと気がついたのです。
男の意地、弱虫、強がり、権力の発露、いじめ根性、憂さ晴らし・・・・です。
そこには『心の妖怪』のうごめく、阿鼻叫喚の地獄を見たのです。
心の妖怪は心の底にあるコンプレックスの反動です。
西村は関西風で云う『おびんたれ。弱虫、意気地なし。」の反動として、相手の頭を打ちのめし、俺は強いんだと証明する為に剣道をしていた事に気がついたのです。
この日を境に『剣術から剣道に』変わりました。
自分の心の成長を願って剣道をする事にしました。
その五月に六段に受かりました。

剣道をどう扱うか・・・誠に大切な事です。
最初に、当時老齢の理事長・教士七段にお願いをしました。
今までは全く歯が立たない相手です。
両者攻め合って膠着状態!
西村はスッと一歩前に出て問いました。
「さあ!どうしますか。」
先生はうろたえて打ってきました。
そこを取るのは動作もない事でした。
『打つ前に死ぬ!』はこのとき知りました。

剣道は段階・方向性があります。
年齢、技術、身体能力、精神、競技能力・・・・
これはうわべは段位と比較的相対している様ですが?
潜在意識の興味がどこにあるかによって全く違ってきます。
皆様はそれぞれの方向性があって、その中で競っている様です。
心の探求へベクトルを向けると、全く争う必要がない、競い合う事もない世界になります。
相手は自分の葛藤・内面を見せてくれる、あり難い存在になってきます。
このような気持ちになった時、剣道への道を歩んでいると思います。

『全体のレベルは低くても、白紙の子供たちと本物の剣道を求めて、目指して工夫、精進するほうが楽しくなっている今日この頃です。』
お子様達は先生と一緒に剣道をした事が、人生の良き方向性への指針・羅針盤を持つ事になるでしょう。

剣道をどう扱うか・・・重要な選択です。

港を出た船が、自分の位置が解らない・・・遭難と言います。
船は進んでいるが行き先が解らない・・・遭難と言います
多くの人は二重遭難をしている人が多い。

多くの人は剣道の何を選択しているかすら気がついていない。
『剣道の遭難者』です。

剣道は「人生の羅針盤を持つ為の有用な便宜的手法』にしか過ぎない。
剣道そのものが目的になてしまっている。

自分は剣道をなんの為にしているか・・・を問えば。
剣道は自然に変わってくると思うのだが。



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