前回の秘伝! 久しぶり! 診療室の待合室でしたが、楽しい一時を過ごしました。 あなたは本当に剣道の深い所を理解する能力がある。 おそらく、大学時代に教わった師匠の薫陶宜しく成長したのでしょう。 椎名先生の立ち会いに感激出来るのはたいしたものです。
前回の話の主題は 『ひとーつ→→→ひとーおっつ』 原田源次先生の場合『ひとーーーつ』で『ー』の部分が長いのです。 西村は前回、この『おっ』を足の攻め、体の攻めに入れる話でした。 足の滑り込みの攻めに、『おっ』を追加しての二段攻めです。 普通はこの『おっ』の部分に竹刀で攻めを追加するか、面を見せて追加するかのどちらかです。 この『おっ』は右膝の攻め、腰の入れ込み、体の浮き上げこの三つが攻めに組み込まれる事になります。 この攻めで、心の動かない相手はほとんどいません。 そして、体の攻めで体は万全の体勢を取っています。 如何に相手に打ってこさすか! 相手を起すか! この工夫です! 佐藤博信先生は竹刀の動きで二段三段と相手の心をお越し、居つかせます。 西村もこれには我慢が出来ませんでした。
結局はボディーランゲッジ、ノンバーバル・コミンケーション、覚醒催眠、深層心理療法の世界です。
今日、ある人が体調の関係で見取り稽古をしていました。 西村が話しかけると。 「先生の動きは横から見るとゆっくりでよく見えます! しかし、正面に立って対峙すると、それが全く分からない! 相手は先生打たれに行っていますよね!
良ーく見ると! 全体的に下位の人は打たれに出ているのが分かりました。」 彼は何かを掴んだ様だ。
打って出れば相手に捕まる。 打たれに出れば、相手は一瞬途方にくれる。 動くチャンスが一瞬遅れる!
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