全剣連合同稽古9/18のトピックス
ある友人、警視庁特練在籍したことがあり、怪我が原因で剣道のプロを断念、今は別の仕事を持つ。 八段一次合格経験あり、国体にも出場。 剣道家としてはセミプロの先生です。 西村と一緒によく出稽古に行きました。
さて、彼が友川先生と稽古をしている姿(おい願いしている姿)を見て、愕然としました。 気位において四段程度の力しか発揮できていないのです。 彼を知る西村としては見るに耐えれない剣風でした。
そこで、西村から声をかけ、相手をしてもらいました。 何と実力相応に西村には対峙するのです。 立派な風格、八段になっていてもおかしくない気位でした。
稽古の後、彼に言いました。 「友川先生との稽古の姿は見ていられなかったよ!」 彼が言った。 「警視庁時代に教わったことがあり、師匠なのだ!。 前に立つと心が動転して自分でおれない。 先生相手に小手を打つ打つわけにいかないし。 面に行くと簡単に捌かれてしまう。 どうしょうも無いんだよね!」 西村 「面しか打たない先生を一人決めたら、他は五分の気位で勝負をかければいいんじゃないんですか。 剣道は自己の確立を目指す修業ですよ。」
西村は彼の人柄は大好きです。 ただ彼は何事にも敵を作らない温和な人柄です。 西村はいくら敵が出来ても、命を賭けて決断する人間です。
剣道によって自己を見つめ、自分の好きな所は伸ばし、嫌いな所は捨てていく。 剣道はそのつもりでやれば、自ずから自分の心が見えてくる。 自分の人生の脚本を見ることが出来、修正するチャンスを手に入れる事が出来る。
剣道は結局の所、心の修業の一手段なのだ。
|
|