『京都の稽古会の後、いつもの駅まで送る車の中』・・・岡田 『武道館から新宿まで送っていく車の中』・・・・・・・西村
岡田さんの剣道の精神的レベルの向上がひしひしと感じられます! 得難い時間を得ていますね。
この車中で聞く話は、『解る人には値千金』ですね! 剣道が強くなるには相手を打とうとか、勝ちたいとかの意識を無くする修業です。 これが出来れば自然に強くなるのです。 竹刀を持つ稽古ではこれが難しい。 竹刀を持たない剣道修業・自分の意識改革こそが秘訣です。 ここを抜けた人のみが知る世界観があります。 この意識改革ができれば『人生の達人(自分を生ききる)』になれます。 生きたいように自分の人生を生き抜く! この世界観の一端を聞くと、近づいた人には天の声に聞こえます。 先生が『ぼそ!っと漏らす、感嘆符!がついた、短い一言』 ここに天に至る階段の糸口があります。
今回の西村の書き込んだ内容をぴったり表現した言葉でした。 『「みんな考えて打っているわい・・」「どこをどう打とうとかなぁ・・・」』・・・・ここに凝縮しています!
さて、西村が比較的剣道が強いのは、特に大先生と言われる人達に強い。 それは『今死んでも、人生に悔いはない!』との思いがあるからです。 この一点において、対峙する範士であろうとも、引けを取らないものが有ります。 相手が誰であろうとも『くらい・位』を落とさない・・これが西村です。 位を落とさなければ、大先生と言えどもただの老人です。 竹刀を動かす前に十分に剣道をすればよいだけです。 後は、自分の内なる神・仏・無意識の声に耳を傾け、その指示通りに身体を任せるだけです。 相手と対峙しながら、その実は内観の(自分の真実の声)メジテーション(瞑想)をしているにほかならないのです。 相手はこの瞑想の世界を高めてくれる有難い存在にほかならないのです。
お願いするのは師匠の原田源次先生のみです。 先生の有難い指導のためには『対峙』することなく、自分の良い所の限界を引き出していただいている心に応える稽古をしています。
これからの書き込みを期待してください。
改めてダニエル(柔術家・上級ロルファー・精神世界指導者)の書いた文章を載せます。 たいしたものです。 この文章を書いたのはアメリカ人です。
『彼は既にマスターレベルの武道家であり、次への昇段試験を計画中だった。武道家もこのレベルになると、技術やテクニックは決定的な要素となることはない。彼は言った。
「敵よりも優れた技術を持ち、相手を負かすことが勝利に結びつくのではない。乗り越えなくてはならない問題は、相手を敵とみることだ。敵がいるかぎり敗者がでる。精神的なレベルでは皆、兄弟だ。一人が負ければ、もう片方も負けなのだ」
ロルフィングをしながら会話は続いた。
「葛藤が消える意識状態があるはずだ。敵が消え、自分の一部である友人だけが残る意識状態が存在する。このビジョンを持てれば、葛藤は消える。敗者はいない。勝者だけが残る」
彼は試験に受かった。簡単に、しかも歓びをもって。試合は始まる前に終わっていた。試合はなかった。敵を完全に自分に受け入れてしまったのだ…
僕たち一人一人が現状の中で嫉妬と怖れと怒りと不足欠乏からなる競争心を彼のように超えようとするならば、人類に未来はあるかも知れない』
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