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- 武術の真髄 - 西村雅興 [2008年5月11日(日)]
Re:武術の真髄 - 白鳥 [2008年5月12日(月)]
Re[2]:武術の真髄 - 西村雅興 [2008年5月13日(火)]
研究と工夫 - 白鳥 [2008年5月14日(水)]
Re:研究と工夫 - 西村雅興 [2008年5月15日(木)]



Re[2]:武術の真髄
西村雅興
2008年5月13日(火)
あのテレビを見てこれを書きました。
科学的に説明出来る、科学のレベルが追いつくことが出来ていないのです。
かって、西川と鍋山との全日本選手権決勝戦の事です。
テレビで観る限り、後から何度も検証しましたが、鍋山の面の方が早く当たっていました。
これは間違いない事実です。
何故審判は西川に旗を挙げたか。
先をとって体を入れて面を打ったからと思います。
遠めテレビで観ると動きの事実だけ見えますが、選手と一体感をもって審判をすると、西川の面を取るのでしょう。
西村はテレビで観ていて、旗の差し違えかと思いました。
はっきりと鍋山の竹刀の方が先でしたから。

JRの剣道部の忘年会が熱海でありました。
その席に西川先生がいたので聞きました。
あの時の面は先生の方の面ですか?
彼は躊躇なく、「はい!私の面が入りました。」ときっぱりと言いました。
判定は竹刀の当たりが早いかどうかだけで決めてはいないようです。
テレビでの判定と、臨場感を含めての判定は違うものだと感じました。
あのテレビでは一瞬、もし高鍋の方が早くても判定は同じだったかもしれません。
先を懸け、体が入っていた・・・・これが無意識の判定基準になっていたと思います。
しかし・・・・
西川対鍋山戦は今でも西村は鍋山の面を支持します。
まだ裕のある鍋山に西川が打って出て、その一瞬を反射的に鍋山がを西川の面をとらえたと思っているからです。
人間の判定する・・・審判制度には不可解な一面があります。
スポーツチャンバラ会長・田辺哲人先生は
西村に言いました。
真に勝には相手を納得させ、審判を引き込み、観客もうならせる必要がある。
なるほどと思いました。
西村の小手が余りに速すぎて、審判の目に三回も止まらず、結局は後打ちの面で負けたことがあります。
スポーツチャンバラ日本選手権準決勝ぐらいだったかと思います。
それを三度も同じ失敗(審判のレベルの認識不足)をやってしまったのは未熟だと言われ納得をしました。
その逆に、西村の目には明らかに面を止めて胴を打ったのが鮮明に見えているのに、副審二人にはそれが全く見えていない・・・・よくある事でした。
西村は基本が剣道、副審は基本は空手家・・・この違いが如実に出たのです。


西村は剣道の国際試合は反対の意見です。
日本の文化の中で生まれた武道は、それは日本で咲いておれば良いと思っています。
文化の違う人たちと共通認識の出来るスポーツにするには無理があると思います。
しかし、カナダに素晴らしい剣道が育っている。
羽賀先生・朝岡先生たちの侍が作った日本の古い良き剣道の観念が具現化されています。

原田先生が言いました。
剣道は読みと反射だと・・・三橋秀造先生(原田先生の先生)の言葉らしいですが

西村の追求しているのは、自分が知らない西村の中の玄妙なる所の追求です。
原田先生が体験した世界を追っかけている西村です。
それを何とか科学的らしく、生理的な考察も加え秘伝を解析・説明しています。
このように文章化出来ると言うことはかなり身に備わって来た証拠だと思っています。
理解力があり、素直で、感性の高い人に指導をすると、10倍早く進歩する例をたくさん経験しています。
百錬自得だけでなくより・・研究と工夫をする・・・・が西村の意見です。



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