あの番組に対する先生のご見解を頂きありがたく思います。 「西村の追求しているのは、自分が知らない西村の中の玄妙なる所の追求です。」 先生のような高いレベルではありませんが、私も自分の中の自分を追求することがおもしろくて剣道を続けています。 面の速さなどで言ったら中学生にも敵いませんが、私は科学のつもりで剣道をやっています。 あの番組は速さという観点だけから分析していたので、私は少し表層的に感じました。
私の先生がおもしろい実験をしてくれました。 先生がコテに来るふりをして面を打たせてくれた時、私の竹刀は左にずれていました。 自分ではまっすぐ打っているつもりでも、左にずれていました。 ただ単に打たせてくれると、まっすぐ面に当たりました。 守る意識が竹刀を曲げているのだと言われました。 私はこうも自分の心が弱いのかと思って我ながら嫌になりました。 こんなこと、剣道でもやってなければ気づかなかったことです。 しかし、自分の心の弱さを認めなければ先に進めないと思っています。
今の時代、なんでも黒か白かつけたがる。 1か0かのデジタル人間が横行してます。 剣道はそういう観点から批判にも晒されていますが、私は武道でもあり競技でもあるというアナログなところが剣道の良さだと思います。 それともうひとつ。 剣道の先生方は人間的にも立派な方々が多いと思います。 私はその点でも剣道が好きです。
長くなりましたが、西村先生、今後ともよろしくお願いします。
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