『意地]が邪魔する! 「自分を空(むな)しゅうする!」難しい事です。 西村は剣道でこの方面を修業したのではなく、人生そのものでやってきた様な気がします。
従業員125人の大型歯科医院から、最後の代診の先生が近日退職すれば、歯科医は西村一人っきりになる。 やっと原点に復帰する。 多くの経営者がこれが出来ない。 大きくした自分の渦に呑まれて、自分を見失い沈んで行く。 西村は幸いその折々に、気付きのチャンスを頂きその渦を小さくして来た。 その気付きの一番原点になったのが初めて六段を受けた後の原田源次先生の手紙だった。 以後、畳み込むように色んな事が起き、その都度に命がけで決断をしてきた。 大変な事が有ったが、ようやく渦が消えようとしている。 渦が大きいと船を大きくする事にエネルギーを消耗してしまう。 波がなく静かな湖水ならば、小さな船で昼寝も出来る。 やっと自分自身が全てから解放され、心ゆくまで自分の天職である歯科医の仕事に専念できる。 素晴らしい人生の門出の様な気がする。 経営を考えなくても、好きな仕事をしていれば食べては行ける! お金の事を全く考え無くても良いのだ! こんな解放感はない! 後は天職を全(まっと)うするだけだ。
原田源次先生は稽古の後『生きている自分を心底感じる』 あの年でこそ言える感激だ! 今は、毎日の仕事が終わった時、充実感と軽い疲労感が心地よい。 つくずく仕事が好きなんだなあと思う。
この後、別項目で「全日本プロゴルフ選手権」観戦の感想を書きます。 そこには『心・技 体、全ては心の上に乗っている』を感じた感想です。
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