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- 全剣連合同稽古 5/15 - 西村雅興 [2008年5月15日(木)]
一晩たって。 - 西村雅興 [2008年5月16日(金)]
Re:一晩たって。 - 岡田 [2008年5月18日(日)]
『意地]が邪魔する! - 西村雅興 [2008年5月18日(日)]



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全剣連合同稽古 5/15
西村雅興
2008年5月15日(木)
全剣連合同稽古5/15

今日は午後の患者様は一人2時半から4時半までのアポイントだ。
妻に笑われる・・・不動心、不動心
幼稚園児の遠足前の子供と同じなのだから!・・・と笑われる。
原田源次先生と明日稽古ができると思うと頭が冴えて眠れないオキちゃんです。
62歳になってワクワクして眠れない自分も可愛いと思う事にしている。

体調は芳しくなく体は重く反応が遅い。
案の定・・・先生に肉迫する打ちは出なかった。
      先生のもう一丁になかなかお答え出来なかった。   反省
轟木先生から、左足の開きを指摘された。
それにしても、良くあれだけ出れるな!
足が前を向いていいたらもっと・・・。と指摘された。
正にその通りだ!
原田源次先生相手だと左腰を入れ、膝を内側に絞り、やや沈んだ足の状態を作れないのだ。
その上、体が覚醒をしていない。
(前歯の裏を削り、下顎を前方に動かし易くすると体は楽なのだ。
しかし、どこか頭がスッキリしない状態になる。
頭をスッキリ、緊張出来る咬合にすると、大臼歯部にしばらくすると痛みが出る。右の大臼歯部歯槽骨部外側に痛みが出たので、これを治す為に咬合を変えた。
するとこの部分の骨の痛みは消えた。
しかし、頭の芯が目覚めない状態になる、)
今日は体調的にダブルパンチなのだ。

見取り稽古が正解だったかも知れない。
今度は先生の見取り稽古のつもりにすれば、翌日ぐっすり眠れるかもしれない。

久し振りに東嶋先生と稽古をした。
ある時から肚ができてきた。
なかなか攻め切れない、それに今日の体調だから東嶋先生の方が良かった様だ。
一本小手から面に強引に打ったのが入ったが本来の西村の打ちではない。
今日は東嶋先生に分があった。
しかし、人は突如として変る。
西村にお手玉されていた先生がある日突如別人になる。
剣道は意識の変革の武道だとつくづく思う!

フレンド?ト云う名前の外人さんと稽古をした。
この人は原田源次先生にも懸かっていた。
素直な大きい面を打つ剣士だった。
ただ打とうとするところを全て西村に面を打たれた!
車の中でこの話をすると、先生が「手が早く動いてしまうなあ。」と一言。
左手をもう少し我慢が出来れば、次の段は一発合格だ・・・惜しい!

轟木先生へ
原田源次先生が「轟木は良い間合いを持っている!」と褒めていましたよ。

椎名先生が着替えの所に来て「お胴拝見」
「ボタン雪みたいだね!遠くでみるほうが派手だね!」
皮の段階では見ていたので、仕上げた物を見たかった。
(一度前にちらりと見てそのように言ったような気がしたが。)
椎名先生は福岡の鞘師の師匠について、自分で胴を作った人だ。
何においても凝り性で、剣道もその結果八段なのだ。
この先生、お仕事もしっかりした仕事をされていると思う!
西村の胴の名前を『ボタン雪。牡丹雪』と銘々する。

今度は、体調万全・覚醒した意識で稽古がしたい!・・・歯をその様に調整する。
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一晩たって。
西村雅興
2008年5月16日(金)
先日、原田源次先生に打たれた打たれ方は、西村が岡田さんに送ったメッセージの胴打ちの方法そのもので打たれました。
先生の攻め入りは判っている。
ギリギリまで我慢をして打つが、先生の我慢が優る。
先生の反射が西村をとらえるのだ。
この反射を先に引き出してしまえば、先の先取りになる。
このしかけは、相手の先に乗ってあげる。
西村の場合は右膝で仕掛ける。
しかし、よほど心身が覚醒した状況でないと難しい。
先日の状態では先ず無理だ。
師匠に時々試してみると、やはり微かだが反応される。
この時、先生は動きの途中で動きを変更される。
これは通常出来ない動きだ!
先生の動物的な感性がそれをさせるのだろう。
恐るべしというしかない。
ただ、この仕掛けは師匠の引き立て稽古には使うべきでないと(軽く)封印している。

西村の先輩に、越前と言う人がいる。
彼は一年間、試合で一本も取られない。
中学時代日本一になった才能の持ち主だ。
父が剣道の先生、母がスキーのオリンピック選手級と聞いた。
妹が高校になってスキーに転校して国体選手になったと聞く。
家系的に優れた才能の持ち主なのだ。

試合において、彼は面の相打ちから一瞬、小手に変じて勝つ事が多い。
この時、彼は面で勝ったつもりなのだ。
後から小手を取って勝ったと聞いて、いつも首を傾げていた。
彼の動物的な感性の凄さを感じる小手だ。

学生時代に部内での試合で西村は彼に勝った事は一度もない。
ただし、一本は取れるのだ。
彼が無意識に、この小手に変じる時を知っているから、相打ちの面に誘い、相手の小手を摺り上げて面に取る。
いわゆる読み勝ちなのだ。
どうもこの頃からこの手の読み・分析の能力があった様だ。
しかし、彼の様な非凡な才能は持っていない事を西村は知っている。
その分だけ、稽古、研究、工夫、指導を受ける・・・によって、剣道の本質を追求できるような気がする。
彼は彼の非凡な才能のせいで西村とは違う剣道の道を歩んでいる。

先日、岡田さんと稽古をした時、彼は一瞬に理解をし、それを体現した。
この時、彼には西村を遥に越える動物的感性と身体能力を持っていると感じた。
さらにこれに理合と読みが加わればその内になるようになると思った。

轟木先生にも似たような感性を感じる。
望月先生も感性に置いては、西村を遥に越える物を感じる。
剣道は自分に備わった物を最大限に伸ばすとともに、卓越した指導者の元で研究工夫を重ね積み上げていくしかないと思う。
感性において西村が上の時は、相手は完全に西村にお手玉されてしまう。
西村に勝てない人はほぼ100%勝てない稽古になってしまう。
そこで、稽古を嫌われるのだ!
自分の感性と稽古してきた物に理論的武装がされ、さらに心法を加味されるとかなりな物になる。
感性が低くても、積み上げる部分がほかにある事を知れば、剣道に厚みがます事になる。
凡人は稽古と教わる事、さらに研究工夫を重ねることだ。
この過程で、自分自身の未知との遭遇で感激する事もある。
知らなかった自分自身に出会う旅のような物だ。
剣道はここが面白い!
究極の自己啓発なのだ!

稽古の後、瞑想をするか、寝る時布団の中で稽古の内容を映像で追っかけてみる。
この習慣が大切なのだ
西村がこのように書いている時、正に剣道をしているに等しい。
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Re:一晩たって。
岡田
2008年5月18日(日)
 僕の感性など遠く西村先生に及ぶところではありません。
これははっきり判ります。
引き出された時に何かを感じただけだろうと思います。僕はいつもそのようです。潜在的なものは解りませんがどのようにそれを出せるかどうかはまったく不明で、それを引き出すすべを知りませんでした。
ところが先生のような師に出会えて、僕自身が知らない、感じていないことをこのように教えてくれます。
これはやはり大変なことであり、このような場面からまさに物事が始まっていくのだなぁ、といつもつくづく感じています。
 
 ただ「強さ」という概念に何かを当てはめなくてはならないとき、充分に具体的な本質を当てはめ吟味しなくてはならないところなのに稽古における現実的な結果にしかまだ眼が、心が行きあ届きません。
そんなことをいつも感じ、返信もままならない、迷い状態でいます。「我が強い」というか、決して自分を否定できないどこかに、これは本当にダメな言葉ですが、「意地」のようなものが邪魔をするようでです。
失礼します。
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『意地]が邪魔する!
西村雅興
2008年5月18日(日)
『意地]が邪魔する!
「自分を空(むな)しゅうする!」難しい事です。
西村は剣道でこの方面を修業したのではなく、人生そのものでやってきた様な気がします。

従業員125人の大型歯科医院から、最後の代診の先生が近日退職すれば、歯科医は西村一人っきりになる。
やっと原点に復帰する。
多くの経営者がこれが出来ない。
大きくした自分の渦に呑まれて、自分を見失い沈んで行く。
西村は幸いその折々に、気付きのチャンスを頂きその渦を小さくして来た。
その気付きの一番原点になったのが初めて六段を受けた後の原田源次先生の手紙だった。
以後、畳み込むように色んな事が起き、その都度に命がけで決断をしてきた。
大変な事が有ったが、ようやく渦が消えようとしている。
渦が大きいと船を大きくする事にエネルギーを消耗してしまう。
波がなく静かな湖水ならば、小さな船で昼寝も出来る。
やっと自分自身が全てから解放され、心ゆくまで自分の天職である歯科医の仕事に専念できる。
素晴らしい人生の門出の様な気がする。
経営を考えなくても、好きな仕事をしていれば食べては行ける!
お金の事を全く考え無くても良いのだ!
こんな解放感はない!
後は天職を全(まっと)うするだけだ。

原田源次先生は稽古の後『生きている自分を心底感じる』
あの年でこそ言える感激だ!
今は、毎日の仕事が終わった時、充実感と軽い疲労感が心地よい。
つくずく仕事が好きなんだなあと思う。

この後、別項目で「全日本プロゴルフ選手権」観戦の感想を書きます。
そこには『心・技 体、全ては心の上に乗っている』を感じた感想です。
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