さらに追加事項がある。 自宅に着いた頃、妻の携帯にメールが入っていた。 無事御帰宅されましたかのメールであった。 昨日、絵はがきが来た。 西村先生御夫妻に出会ったチャンスそして喜びと、色々教えていただいたことを心に止めておきます。 それに、御夫妻と一度ゴルフを一緒に出来る日を楽しみにしています。 ・・・との内容だった。
この社長にしてこの部下あり、その部下は本物である。 端から端まで一切手抜かりなく接待をし、さらにメール、はがきと素晴らしい対応である。 この弟子にして、その師匠あり!
稽古をお願いをして、挨拶をするものとも思ってない若い剣道家に呆れたが、この青年と両極の存在である。
さて、似たような話を書いておこう。
かって勤務していた歯科医が結婚をする事になり、媒酌人を依頼された。 彼もなかなかの人物で、今ではセミナー・講師と少しは有名になっている。
結婚式は帝国ホテルであった。 式当日、帝国ホテルからお迎えの車が自宅に来た。 荷物の一切は運転手が運んだ。 ホテルに着くとお迎えの人が出てきて、媒酌人控室に案内された。 待っている時間、飽きないように少し話をされたり、飲み物等をいつも気をつける配慮があった。 式次第の打ち合わせも十分していただき、式場、披露宴へと向かった。 さて、その料理の美味しい事!結婚式の料理でこんなに美味しい料理を食べた事が無かったのだ。 一流のフランスレストランで食事をする・・・・そのままだった。 飲食物の手配、料理の出し方、お皿の換え方、その流れが結婚式を忘れるほどスムーズな流れであった。 料理を運ぶ人はその手のプロで、若いてきぱきとした動きであった。 式も披露宴も無事に終わると、朝方来た控室に案内をされ、咽の渇きを満たす飲み物(必ず何を御所望かと聞いて)を持ってこられた。 一息ついた頃、お車の準備が出来ましたといって、玄関まで送って下さった。 担当者に、今日一日の結婚式の流れの見事な事、食事の美味しかったこと、何よりスタッフ皆様の心のこもったおもてなしに感激した事を話した。 その主任が言った「心のこもったサービスこそが、当ホテルそのものです。そして、私達の誇りです。」 深々と頭を下げて見送られた。 車は自宅につき、運転手さんが荷物を全部運んでくれた。 そして、運転手さんが「今日一日御苦労さまでした、ゆっくりお休み下さい。」と挨拶をして帰られた。
自宅のドアを閉めたあと、夫婦で顔を見合わせ「さすがは帝国ホテルだわ!一部の隙もない対応だったね!」と感心したものだった。
今度は、単なる披露宴の出席者として帝国ホテルに行ったことがある。 やはり一部の隙もない満点の対応だった。
丁度この逆の対応に『怒り心頭に来た。』そんな例は数多くある。
西村は仕事を流してするということはしない。 一つ一つ精魂込めて工芸品を作るが如く、歯の修復をしています。 さらに、西村の心が患者様の心身ともにを癒し(ヒーリング)、全身症状の改善へと導く。 ほかの所で同じような心に出会うと嬉しくなるものです。
最後に遼ちゃん不振真っ最中ですね! 優れた技術、身体能力があっても、それをコントロールする十分な成熟した心が無いと、空中分解してしまう。 『問題が有るとすればそれは心だ!』
私がかって、心の師匠に教わった言葉だ。 その師匠も、心が崩れてしまった現実を見ている。 心のたずなを上手く扱えれば、いわゆる人生の成功者になれる。 62歳になりながら、時々騒ぐ心に引きずられ、今だ、たずなを御し切れない西村です。
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