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- 日本プロゴルフ選手権を観て。心技体・心これに極まる! - 西村雅興 [2008年5月18日(日)]
追加! - 西村雅興 [2008年5月23日(金)]



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日本プロゴルフ選手権を観て。心技体・心これに極まる!
西村雅興
2008年5月18日(日)
日本プロゴルファー・チャンピオンシップを観戦して!

今日、片山晋吾プロが大会新記録のぶっちぎりのスコアーで優勝をした。
私と妻は決勝戦の二日間、18ホールの関係者のみの席の最前列、間真ん中で見させて頂いた。

事の始まりは数週間前に、「先生ゴルフに興味がある?」と患者様に言われたのだ。
西村は余り興味は無いが、体幹の動きをクラブヘッドに伝える競技、手は一切駆動力に関与していないと云う点で、身体動作の共通点では大変興味があった。

患者様が言った。
「遼君がでるよ!俺は彼を応援してんだよな!大会も応援してんだよな!」
「顎足付きで招待するよ。」
西村は「遼君」と聞いた途端に体がグッと前に乗り出した。
「それはいつですか!」
妻に早速連絡をしてある予約を換えて頂いた。
(これを読まれたら重々にお詫びします…何しろ千載一遇のチャンスだったので!)
それで招待に甘える事にした。

そうすると、会社から少しお偉い人が来て、当方の予定等を聞かれ新幹線の手配、そっからのハイヤーの手配い、宿の手配の一切をして下さることになった。
その対応にはいささか驚いた。

当日、駅に着くと、ハイヤーと女性案内人が待っていた。
クラブハウスにつくと先日来院され予定を組まれた方と、西村専属の担当社員が待たれていた。
席は18ホール特別設備で、関係者席の一等席に座らせて頂いた。
そして、二日間たっぷりとプロの真剣勝負を堪能させて頂いた。

席に着いて間もなく、社長(患者様)が来られ挨拶をされた。
「遼君は残念ながら予選落ちしてしまった。
可愛そうに!崩れると子供の顔に戻ってしまうんだよなあ!」
西村が言った
「超一流のメンタル・トレーナーに指導を受けると良いと思いますよ。
心技体、上に立つのは心ですから。」

さて、観戦中の接待係の社員(若い青年)に感心をした。
コップの中の氷が溶けると、サーッと新しいのに取り換える。
飲み物の要望を聞いてサッと整える。
昼時は食事の容易をビュッヘから取ってきて並べてくれる。
話の相手もしてくれる。
私も妻も退屈させない。
少し寒くなるとひざ掛けを持ってきてくれる。
彼が西村に勧めた物を一緒に飲む時も必ず許可を求めてからにする。
トイレに行った時、ひざ掛けはキチッと背もたれの後ろに畳んで掛けてある。
彼は我々夫婦の数メートル後ろにいつも立っていて、自分が出来るサービスが何かをいつも考えているのだ。
今までで、出過ぎず、控え過ぎず、ここまで絶妙の心地よいサービスを受けたのは、
我々夫婦は初めてであった。
社長が来ると5歩下がって控えている…決して邪魔をしない。
社長・上司の薫陶も良いのだろうが、彼を育てた御両親の立派さを感じた。
本気の仕事をする・・・見本だった。

さて、お金では買えない特別席に招待をしてくれた社長のことを、チョットインターネット見た以外にはこの患者様のことは余り知らなかった。
何と!この年に一回の名誉ある競技会を開催したゴルフクラブのオーナーだったのだ。
それも、グループ会社の一つに過ぎないのだから凄い!
若くて起業し上場までした日本で有名な社長とは知らなかった。
このクラブを手に入れたときは、社長自ら便所の掃除をしたらしいと聞いた。
その甲斐あって、最高の名誉であるチャンピオンシップの会場にまで立ち直らせたのだ!
次の夢はタイガーウッズがここで試合をすることだと聞いた。
この調子なら夢ではないような気がする。
社長以下、全ての社員の対応は素晴らしく、伸びる会社の典型的なエネルギーを感じた。

さて、話は核心に入る。
私が接待係の前原君に言った。

「このレベルになると結果は心が決める。
西村の得意の深層心理分析を話す。
テレビで遼君が「予選は通ると思いますの〜〜〜。」と話すのを聞いた。
西村は「あれ!」と思った。
あの時「先ず予選を通過する事を目標にします。」と言っておれば・・・良かった。
彼が予選初日に崩れたとき、『通ると思います〜〜』に縛られ、心を乱してしまった。
『予選を通過する事を目標に〜〜』であれば、素直に頑張れば良かった。
一度発した言葉は自分の心を縛ってしまう。
この言葉に油断があった!
結果はその前に見えている!」

さらに西村が言った。
樋口プロが優勝を逃した時、インタビューアーが言った。
今日は惜しかったですね!
樋口は答えた、何を言っているんですか、今日の私は最高でしたよ!
今日は彼女の方がもっと良かっただけですよ!
このレベルにならないと『超』がつかないんだよ。

さて、片山プロは10年前に優勝をし、今回は優勝を狙うと周りに言い、それが実現できた自分の成長を感じます・・・・と言った。
インタビューで「三日間ノーボギーで来て、12番ホールでボギーの時はどうお思いましたか?の質問にこう答えた。
とうとう来たか!少し気が緩んだ証拠だと思い、その後のホールでは油断なくプレーが出来ました。
お陰でその後が締り優勝できました。

起きた事実を前向きのエネルギーに転換する能力の高さ・心を感じた言葉だった。
初日に6アンダー、二日目6アンダー、三日目6アンダー、三日間ノーボギー。
まるで、禅宗の坊さんの瞑想の世界の様だ。
西村は彼が大きな帽子をかぶり、俺は日本一のゴルファーとタスキを掛けて出場している場面をテレビで見たと時・・・・この男、抜け切っている!と感じた。
やはりそうだった。

しばらく、前半戦半ばを観戦をしていて気がついたことがある。
届かないボールは決して入らない。
しかし、8割がショートか弱い。
後5〜10%強く打てば入るのが8割ぐらいになるのに!
プロなら誰しもが知っている。
しかし、弱気の無限地獄に落ちいっている。
勝負を掛けていない・・・イヤ!掛けられない。
その後、最上位の選手は違っていた。
それと、当日スコアーを伸ばしている選手は違っていた。
ほとんどが強めの打ちをしていた。

このような説明を前原君にすると、二日間、西村が言った通りに展開した。
彼は相当興奮・感激をした。
「先生が言った通りですね!面白いですね!
強い人は勝負を掛けていますね!
人生にも言えるんですね。」

結局、打つ前に死ねない人は、一流になっても超一流になれないのだ。

遼君の身体能力を観ることは出来なかったが、5000人近くいるプロの中でも精鋭中の精鋭試合は結局は『心』『打つ前に死ぬ』が決定的に大きな要素だった。

ちなみに賞金総額は 1億3千万円
優勝賞金金額は   2千6百万円
ちなみ65位は     28万4千7百円

剣道の優勝者にもこのぐらい賞金がでれば面白いのになあ!と思った。

どうです!剣道に共通した所があると思いませんか。

この書き込みを書く機会を与えて下さった、田中社長、西村夫婦に最高の接待を接待をしてくれた前原君に心よりお礼を申し上げます。
尚、レイサム ライフスタイル プレミアム を読んで、仕事に真っ正面から取り組む姿勢こそが会社の発展につながっていると心底感じました。

西村も改めて、天職を真っ正面に受け止め人生を歩むと再確認致しました。
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追加!
西村雅興
2008年5月23日(金)
さらに追加事項がある。
自宅に着いた頃、妻の携帯にメールが入っていた。
無事御帰宅されましたかのメールであった。
昨日、絵はがきが来た。
西村先生御夫妻に出会ったチャンスそして喜びと、色々教えていただいたことを心に止めておきます。
それに、御夫妻と一度ゴルフを一緒に出来る日を楽しみにしています。
・・・との内容だった。

この社長にしてこの部下あり、その部下は本物である。
端から端まで一切手抜かりなく接待をし、さらにメール、はがきと素晴らしい対応である。
この弟子にして、その師匠あり!

稽古をお願いをして、挨拶をするものとも思ってない若い剣道家に呆れたが、この青年と両極の存在である。

さて、似たような話を書いておこう。

かって勤務していた歯科医が結婚をする事になり、媒酌人を依頼された。
彼もなかなかの人物で、今ではセミナー・講師と少しは有名になっている。

結婚式は帝国ホテルであった。
式当日、帝国ホテルからお迎えの車が自宅に来た。
荷物の一切は運転手が運んだ。
ホテルに着くとお迎えの人が出てきて、媒酌人控室に案内された。
待っている時間、飽きないように少し話をされたり、飲み物等をいつも気をつける配慮があった。
式次第の打ち合わせも十分していただき、式場、披露宴へと向かった。
さて、その料理の美味しい事!結婚式の料理でこんなに美味しい料理を食べた事が無かったのだ。
一流のフランスレストランで食事をする・・・・そのままだった。
飲食物の手配、料理の出し方、お皿の換え方、その流れが結婚式を忘れるほどスムーズな流れであった。
料理を運ぶ人はその手のプロで、若いてきぱきとした動きであった。
式も披露宴も無事に終わると、朝方来た控室に案内をされ、咽の渇きを満たす飲み物(必ず何を御所望かと聞いて)を持ってこられた。
一息ついた頃、お車の準備が出来ましたといって、玄関まで送って下さった。
担当者に、今日一日の結婚式の流れの見事な事、食事の美味しかったこと、何よりスタッフ皆様の心のこもったおもてなしに感激した事を話した。
その主任が言った「心のこもったサービスこそが、当ホテルそのものです。そして、私達の誇りです。」
深々と頭を下げて見送られた。
車は自宅につき、運転手さんが荷物を全部運んでくれた。
そして、運転手さんが「今日一日御苦労さまでした、ゆっくりお休み下さい。」と挨拶をして帰られた。

自宅のドアを閉めたあと、夫婦で顔を見合わせ「さすがは帝国ホテルだわ!一部の隙もない対応だったね!」と感心したものだった。

今度は、単なる披露宴の出席者として帝国ホテルに行ったことがある。
やはり一部の隙もない満点の対応だった。

丁度この逆の対応に『怒り心頭に来た。』そんな例は数多くある。

西村は仕事を流してするということはしない。
一つ一つ精魂込めて工芸品を作るが如く、歯の修復をしています。
さらに、西村の心が患者様の心身ともにを癒し(ヒーリング)、全身症状の改善へと導く。
ほかの所で同じような心に出会うと嬉しくなるものです。

最後に遼ちゃん不振真っ最中ですね!
優れた技術、身体能力があっても、それをコントロールする十分な成熟した心が無いと、空中分解してしまう。
『問題が有るとすればそれは心だ!』

私がかって、心の師匠に教わった言葉だ。
その師匠も、心が崩れてしまった現実を見ている。
心のたずなを上手く扱えれば、いわゆる人生の成功者になれる。
62歳になりながら、時々騒ぐ心に引きずられ、今だ、たずなを御し切れない西村です。
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